同店の代表メニューである「ペイストリー」は、平たく延ばした小麦の生地を揚げ、シナモンシュガーやチョコなどをトッピングしたもの。形がカナダを象徴する動物“ビーバー”の尻尾(=テイル)にそっくりなので、店名がビーバーテイルズとなったそう。
「ビーバーの尻尾」と言われても、ビーバー自体にあまり馴染みがないため、いまいちピンときません。どういうものなのか、実物を見て確かめるべく、お店に向かいました!
■ビーバーテイルズに行ってみたよ!
ビーバーテイルズは、自由が丘駅北口を出て、徒歩約5分。赤と白を基調とした店頭が目印です。
店内も赤と白が基調。席数は店内に20席、テラスに8席ほど。
お店に入ったら、まずはカウンターで注文します。メニューには、さまざまなフレーバーの「ペイストリー」12種、ペイストリーとソフトミルクアイスをカップに盛り合わせた「ビーバーサンデー」、コーヒーをはじめとしたドリンクのほか、ジェラート、スムージーなども。
今回注文したのは、ペイストリー2種とホットコーヒー。ペイストリーのフレーバーは、一番オススメという「シナモンシュガー」(430円)と、メニュー表の写真に惹かれ「チョコレート+バナナ」(540円)を選びました。※価格は全て税込
ペイストリーはすべて注文ごとに生地をのばし、揚げてから提供されるため、注文後は席でしばし待機。出来上がったらレシートの番号で呼ばれるので、カウンターに取りに行きます。
5分もしないうちに番号が呼ばれ、ペイストリーとご対面!
思った以上のビッグサイズ。平べったく、インドカレーのおとも「ナン」のような形状ですが、これが“ビーバーの尻尾”に似ているはず。店頭ポスターにあったビーバーのイラストと見比べたところ、確かに似ていました。
(比較対象:iPhone5s)
◆ペイストリー シナモンシュガー
シナモンシュガーは、きつね色に揚がった生地に、シナモンシュガーがたっぷりと振りかけられています。シナモンの甘い香りがぷんぷん。もちろんアツアツです。
ひと口かじると、表面はサックリ、中はもっちり。シナモンシュガーのほんのりとした甘みとシャリシャリとした食感が、生地の香ばしさを引き立てています。生地自体からも、噛むにつれ小麦の甘みがほんのり。
また生地が膨らんで薄皮のようになった部分は、パリッとしたチップスのような食感。香ばしさと、しみ出す油分のコクがたまりません。
ドーナツや揚げパンに近い味わいではありますが、噛みごたえがある分、満足感は高めかも。またかじるたび口の脇につくシュガーやチョコをぬぐうため、完食までに時間もかかります。
◆ペイストリー チョコレート+バナナ
生地にチョコレートが塗られ、その上に輪切りのバナナがゴロゴロ。さらにふんわり粉糖が振られています。
ひんやりまろやかなバナナと生地がひとつになり、もっちり度はさらにアップ。たっぷり塗られたチョコの濃厚な甘みをしっかり抱きとめます。食感・味わいともにボリュームのある1枚。
◆ビーバーサンデーを追加注文
さて、2枚食べてかなり満腹になりつつも、ペイストリーとソフトミルクアイスを盛り合わせた「ビーバーサンデー」が気になります。このアツアツサックリもっちり生地と、ひんやり甘いアイス…合わないわけがない。想像するだけで胸が高鳴り、胃に余裕が生まれます。カロリーが気になるところではありますが、せっかくの機会なので注文することに。
ビーバーサンデーのフレーバーは「プレーン」「チョコレート」「キャラメル」の3種。ペイストリー自体はどれもプレーンで、チョコレートやキャラメルを選ぶと、ソフトミルクアイスにこれらのソースがトッピングされます。価格はいずれも550円(税込)。
チョコレートだと先ほどのペイストリーと被るので、キャラメルをチョイス。
カットされたペイストリーに、伸びの良いアイスをたっぷりディップして口へ運びます。
アツアツの生地に、ひやっとしたアイス。温冷のコントラストを楽しむうちに、アイスが溶けだし、ひんやりとした甘みとミルクのコクが口いっぱいに広がります。これを吸った生地は、サクッとした食感から徐々にしっとりとした食感へと変化。噛むとじゅんわり、生地から油のコクをまとった甘い液体がしみ出します。これは頼んで正解!個人的にイチオシです。
キュートな店内なのでイートインで食べたくなりますが、本国カナダでは食べ歩きがポピュラーなんだとか。これからの寒い季節に、アツアツのペイストリーを食べながら自由が丘散策…なんていかがでしょう。