えん食べ編集部では先日、本場NYのベアバーガーをご紹介したばかり。国内オープンも見逃せない!というわけで、オープンに先駆けた試食会に行ってきました。
■ベアバーガー日本1号店は自由が丘
ベアバーガーが位置するのは、自由が丘駅から徒歩約5分。アパレルショップ「トゥモローランド」と同じ建物に入っています。ツタのからまるアーチに掲げられた看板が目印。
店内客席にはナチュラルなウッド調の家具が置かれ、動物の肖像画やカラフルな笠の釣りランプなどでデコレーションされています。
■ベアバーガーのメニューは?
ベアバーガーのメニューは、大きく分けて3つ。13種のバーガーメニューに加え、ポテトやピクルスなどのサイドメニュー、シェイクを含むドリンクメニューです。
バーガーメニューには日本オリジナルのつくねや和牛を使ったものも。またNYでリピーターに人気という、バンズや具材を自分好みにカスタムできる「BE MY BURGER」(1,080円~)も提供されています。
■ベアバーガーのメニューを食べてみた!
今回食べたのは、バーガーメニューの「エルマタドール」「スプリーム」、サイドメニューの「フレンチフライ」「スイートポテトフライ」、ドリンクの「バニラシェイク」です。
◆エルマタドール 1,780円(税別、以下同じ)
パティがぶ厚く、高さのあるバーガー。「グアカモレグリーンリーフ」が大胆に敷かれ、その上にビーフパティや「スパイシーピコデガロ」(サルサソース)などがのせられています。バンズのサイズは片手におさまる程度。
上のバンズを取ってみると、カラフルで色鮮やかなサルサがどっさり!
ぶ厚いビーフパティの断面はこのとおり。パティの上にこれまた分厚くのせられているのは「クエッソフレスコチーズ」。
ひと口かじると、サルサのピリッとした辛さやピクルスのさっぱりとした酸味とともに、ビーフパティのうまみが口いっぱいに広がります。まさに肉を食べている感覚。バンズはやわらかながら目が詰まった食べ応えのあるもので、ボリュームあるパティやソースなどと一緒でも、ほんのりした甘みが感じられます。
ボリュームがあるハンバーガーですが、たっぷりのサルサでさっぱりと食べ進められました。暑い日にもぴったりなのではないでしょうか。
◆スプリーム 1,710円
バーガーとともにオニオンリングがピックに串刺され、インパクトある見た目のこちら。バンズに挟まれた部分だけでも、エルマタドールよりさらに高身長。
具材はビーフパティ、ベーコン、エグモントチーズ、刻みフライドポテト、オニオンリングなど。バンズに挟まれたオニオンリングの輪の中に、フライドポテトが隠れています。
上の歯がベーコンを、下の歯がぶ厚いパティを噛み抜けば、ダブルで押し寄せる肉のうまみ。ベーコンのスモーキーな香りとほどよい油分、パティの肉感が一体となる贅沢な味わいが楽しめます。
カリッと香ばしい衣に包まれたオニオンリングは、甘みがあってジューシー。しっかり味付けられ、ビールにも合いそうなおいしさです。
高さがありそのままかぶりつくのは難しいスプリームは、ばらして食べるのがおすすめ。具材の組み合わせを変えながら、さまざまな味が楽しめます。
◆フレンチフライ(500円)&スイートポテトフライ(900円)※いずれもシェアサイズ
フレンチフライは、太めのスティックタイプ。シェアサイズには別添えでケチャップやマヨネーズをミックスした「スペシャルソース」が付きます。
カリッとした表面を抜けると、ほっくりやわらかな食感。しっかり油分を感じるジューシーな仕上がりで、強めの塩気が好相性。スペシャルソースをつけると甘じょっぱくクリーミーな味わいに変身し、クセになるおいしさに。
スイートポテトフライは、日本ではめずらしいサツマイモのポテトフライ。色は濃いめのきつね色で、網目のような形に加工されています。シェアサイズには別添えで「バターミルクランチ」ソース付き。
薄い部分はカリカリ、太い部分はホクホク。食感のコントラストがあざやか。ほんのりとした甘みが塩で引きしめられています。バターミルクランチをつけるとクリーミーでスパイシーな味わいに。
◆バニラシェイク 780円
NYでも人気のバニラシェイク。銀色のタンブラーに入れて提供されます。飲む量に応じてグラスに移せば、冷たいままを楽しめるしくみ。
飲んでみると、濃厚なバニラソフトを食べているかのよう。甘すぎず、ミルクの味が前面に出た上品な味わいです。質感はもったりとしており飲みごたえ十分。あと味はさっぱりで、意外にも肉やポテトでこってりした口にマッチします。
アメリカンなビッグサイズではないけれど、しっかりとした食べ応えのあるベアバーガーのメニュー。オーガニック食材というだけでなく、個々の素材のおいしさをさらに引き立てるレシピにもこだわりを感じました。ベアバーガーは今後、日本での店舗数も増やしていく予定とのことなので、“アメリカのハンバーガー”のイメージが変わっていくかもしれませんね。