さて、このたびバルミューダ社から開発された「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ トースター)」は、なんと“パンが焦げないトースター”なんだそうです。
バルミューダといえば、カラダにやさしい“自然界の風”を作り出すことで話題となった扇風機「GreenFan(グリーンファン)」で一世を風靡したメーカー。今回登場するバルミューダ ザ トースターは、同社のスタッフがどしゃぶりのバーベキュー体験(詳しくは割愛するのでご想像ください)からヒントを得て開発したという“次世代トースター”です。
●“パンが焦げない”、その秘密とは
なぜパンが焦げないのか?その理由は、コンピューターを使った「完璧な温度制御」にあります。
温度制御とはつまり、私たちが何もしなくてもトースターが勝手に温度を調節しながら、トーストを“最高の状態”に仕上げてくれるという超ハイテク機能。上下に付いたヒーターが「チカッ、チカッ」と複雑に点いたり消えたりして、パンを焦がすことなく、ふっくらさっくりと焼き上げてくれるんですって。
トースターには5つのモードが用意されていて、「トースト」「チーズトースト」「フランスパン」「クロワッサン」に加え、3つのワット数が設定された「クラシックモード」から選ぶことが可能。それぞれのモードに合わせた焼き時間(本体に目安が書いてある)にタイマーをセットしてパンを焼くという手順です。もちろんパン以外にも、グラタンやお餅を焼くことだってできます。
さらに、水を入れて焼き上げる「スチームテクノロジー」を備えているのもポイント。専用の穴から小さじ1杯分の水を加えることで、庫内にモクモクと水蒸気が充満。パンに含まれる水分を逃がさず、しっとりモチモチに焼き上げることができるのだとか。…そう、ここにどしゃぶりバーベキュー体験が生かされているわけですね。
これら2つの機能を駆使して焼き上げるトーストは、バルミューダの社長いわく「世界一」。そして、まさに今ベーカリーで焼き上げたばかりの「できたての美味しさ」が味わえるんだそう。
●普通のトースターと食べ比べてみた
何やらすごそうだけど、実際に使ってみないことにはいまいちピンと来ない…。というわけで、普通のトースターと、バルミューダのトースターをそれぞれ使って焼いたパン(チーズトースト)を食べ比べてみました!
――結論から言うと、その違いは歴然。これは“ききパン”できるレベルだぞ…!
まず、食感が明らかに違います。バルミューダのトースターで焼いたパンは、外側サックサク、中はしっとりフンワリもっちりしていて、まさにパン屋さんの焼きたてパンを食べているかのよう。食パン以外にも、バゲットなどハード系のパンは、口の中を攻撃されるほどガリガリになってしまうことなく、絶妙な歯ごたえに焼きあがっていました。
次に、味。どちらも香ばしくておいしいのですが、いつものトースターで焼いたものに比べて、バルミューダのトースターで焼いたものは甘みがより強く感じられました。こんがりきつね色のチーズも、うまみが最大限に引き出されている気がします。また、クロワッサンやバターロールなどのリッチなパンは、バターの風味もよりしっかりと感じました。
さらにバルミューダのトースターで焼くと、パン全体に均一に熱と水分が行きわたって、どこを食べてもおいしいということが判明。外側はアツアツなのに中がまだ冷たい、なんてこともありません。「世界一」かどうかは個人の判断にゆだねるとして、少なくとも筆者個人的には、これまで自分で焼いて食べたトーストの中で1番おいしかった!
焼き上がったパンのおいしさはもちろん、焦げないように見張っている必要がないので、忙しい朝でも楽々トーストが焼けるというのも嬉しいところ。むしろパンを焼くのが楽しみで、朝もスッと目が覚めそうです。
バルミューダ ザ トースターは、6月中旬より順次出荷開始。カラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2色。価格は各2万2,900円(税別)。全国の百貨店、インテリアショップ、ウェブショップなどで販売されます。なお、THE CONRAN SHOP(ザ・コンランショップ)、蔦屋家電、バルミューダの公式オンラインストアでは先行予約を受付中です。