食べログの評価も3.5を超え、人気店 TOP5000 にも入っているこのお店。何やら、食パンを自分のお好みの焼き加減にトーストして食べ比べることができるのだとか。独りの生活が長い筆者、食パンを焼くのは得意だよ!ということで、さっそく行ってみました。
◆食パンの食べ比べができるのは「セントル トーストセット」
食パンの食べ比べができるのは「セントル トーストセット」。“焼きたて”の食パンが3種類用意されています。ひとつは国産小麦を使った角食パン、ひとつは北米産小麦を使った食パン、そしてもうひとつが山型のイギリス食パンです。
店員さんによると、国産は焼かずに生のまま、北米産は生でも焼いても OK、イギリス食パンはカリッとするまでこんがり焼いて食べるのがオススメだそうです。
食べ比べメニューには、「A.ジャムセット」「B.バター食べ比べセット」「C.ジャム+バターセット」の3種がラインナップ。今回は、エシレバター、北海道の牧場で作られる自家製バター、よつ葉バターが盛り合わされた「B.バター食べ比べセット」(食パン3種 1,100円)をオーダーしました。
◆好きなトースターを選べる
注文を終えたら、棚にずらりと並ぶ色とりどり・種類さまざまなトースターの中から好きなものを選んで席へと運びます。
たくさんあって目移りしてしまうのですが、今回は焼いている最中も中が見えるという、シルバーに輝くクールガイに決めました。
◆食パン3種を食べ比べ
さて、準備が整ったら3種の食パンが運ばれてきました。手前からイギリス食パン、北米産、国産の順に並んでいます。イギリス食パンだけ山型という点を除けば、見た目はほとんど同じ。いったい味はどんな風に違うんでしょう?
店員さんのオススメ通り、まずは国産の食パンを焼かずに生のまま食べてみます。真ん中で割いてみると…生地は軽くてふわっふわ!柔らかくて簡単に繊維がほどけていきます。
そのまま口へ運ぶと、ミルクのようにほんのり甘くてモチモチ食感。ふわっとエアリーなのに、しっかり水分を含んだしっとり感もあります。
3種のバターを付けて食べてみたところ、口当たりが柔らかくまろやかな旨みが広がるエシレバターやよつ葉バターとの相性が抜群でした!後から効いてくる塩気も GOOD。
続いて、北米産の食パンを食べてみます。生でも焼いても美味しいそうですが、せっかくなのでトーストしてみよう!
ほんのりきつね色になるまで焼いて、食べてみます。
口当たりは「サクッ」と軽快!小麦の香ばしさが口の中にふわっと広がります。トーストしているのにパサパサ感がなく、しっとりしています。国産の食パンよりもやや甘さ控えめで、塩気のしっかり効いた自家製バターと良く合います。
最後に、イギリス食パン。こちらはこんがり色が付くまでしっかり焼いてから食べてみます。
割いてみると、生地の繊維が糸のように「びょーん」と伸びます!他の2種とは明らかに違うねばり!表面はカリっと香ばしいのですが、中は弾力があってモチモチ、パスタやうどんのような“コシ”があります。小麦の味がしっかり感じられ、甘さはほぼありません。
パン自体の味がしっかりしているので、こちらも塩気が強めの自家製バターが良く合い、旨みを引き立ててくれます。
ちなみにこの自家製バター、青草を食べた牛のミルクを使っているためカロテンの含有量が高く、それから作られるバターも濃い黄色なのだとか。牛を放牧して育てる夏のあいだだけ、この色をしているそうですよ!
自家製バターだけ黄色い
◆「エビフライサンドイッチ」が気になった
ふとメニューに見つけた「エビフライサンドイッチ」(1,800円)。ハムやベーコン、カツあたりはサンドイッチの定番具材ですが、エビフライサンドが食べられる場所って意外と少ないですよね?というわけで追加注文してみました!
エビフライが4尾、レタス、タルタルソースとともに、北米産食パンでサンドされています。パンはしっかり焦げ目が付くまでトーストされています。
食べてみると、エビが弾けそうなほどぷりっぷり!身は絶妙なミディアムレアで、舌の上でとろけます。衣はきめ細かくて、食パンの香ばしさにも負けないサクサク食感。さらに甘酸っぱいタルタルソースがアクセントに効いて、大変美味でございました。
なお、今回は胃袋にスペースが足りず泣く泣く断念しましたが、熱々のラクレットチーズをとろりとのせた「チーズトースト」(1,200円)や、アイスまたは生クリームを添えた「フレンチトースト」(1,200円)なども提供されています。
お友達と何品か注文して、いろんなメニューをちょっとずつシェアして食べるのが楽しそう。お気に入りの食パンを見つけたら、併設されているベーカリーで買って帰ることもできますよ!