
ふわりとしたパウンド生地に、ヘーゼルナッツのガナッシュが入ったケーキ。実はこれ、このまま食べてもおいしいのですが、冷やしてガナッシュを“生チョコ”のようにして味わったり、温めて“フォンダンショコラ”のようにとろける味わいを楽しんだりすることができるんですって。つまり食べ方が3とおりあるのだ!
1、まずはそのまま味わう
そうと分かればさっそくやってみましょう。まずは常温で、ありのままのガトーショコラを味わいます。なお、ガトーショコラは1本しかないので、3とおり味わうためにケーキを3等分して話を進めていきますね。

生地は口に入れるとふんわりほろほろ崩れます。中央にたっぷり入ったガナッシュは、平熱36.5度の筆者の口の中でもしばらく溶けずに残るほど濃厚でどっしりとした硬さ。舌の上で転がしながら溶かしていくと、バターとカカオのリッチな味わいが口いっぱいに広がります。

2、冷やして食べてみる
次は、冷やして食べてみます。冷蔵庫にしばらく放置してから取り出し、ほお張ると…

パウンド生地がよりしっとりしました。そしてひんやり冷えたガナッシュは、ねっとり舌に絡まりながらじわじわと溶けていきます。とろける食感はまさに生チョコのよう!焼き菓子なのに、生チョコレートケーキのような口どけ・味わいになりました。

3、最後は軽く温めて
そして最後の1カットは温めていただきます。電子レンジで数十秒チンしてみました。

やっぱり熱を入れると香りの広がりが違いますね!遠くにいた編集部スタッフも振り返るほどのいい匂いが立ち込めました。

加熱時間が長すぎたのか…ガナッシュが溶け出してなくてすみません
生地は温めることでより香ばしく、しっとりと落ち着いた口あたりに。常温や冷やしたときよりも、ほろほろ崩れにくいように感じました。そして、口に入れた瞬間ふわっととろけるガナッシュ。味の濃厚さはそのまま、舌ざわりはなめらかに、口どけは一気に軽やかになりました。

見た目はあまり変わりませんが、食べてみれば違いは明らか。ちなみに3とおりの中で筆者がもっとも気に入ったのは温める食べ方でした。最近ぐっと寒くなったので、とろける甘さと温かさで心と体がポカポカになるのです。常温(25度以下)で保存できる焼き菓子なので、プチギフトや手みやげにしても喜ばれそうですね!