・ライスコロッケのまんま
お次はライスコロッケのまんま。ファミリーマートで入手した。価格は149円。カプリチョーザのロゴをあしらった真赤なパッケージを開けると、ころころと5個のスナックが転げでる。
いずれも一口サイズで、表面はもとになったライスコロッケの衣にじょうずに似せてある。割って見ると内側は真赤でミートソースを連想させる。なかなかに芸が細かい。
しかしとろけるチーズは見当たらないようだなと、ひとつかじると、たちまちぷんと香ばしさが鼻をくすぐる。ちゃんと粉末状にして入れてあるようだ。さらに酸味のあるトマトや、いかにも揚げものの衣らしいパン粉などの風味もよい。
カプリチョーザのライスコロッケを構成する要素のうち衣、チーズ、トマトはうまく再現できているといえよう。ただし、あのみっしりしたライスの要素はあまり感じられず、かわりにずっと軽やかなスナックにしあがっている。
・比較
最後にライスコロッケのまんまとライスコロッケをあらためて比較してみる。
まず大きさ。見比べてみるとライスコロッケのまんまは、もとになったライスコロッケよりかなり小さい。大きさを求めるなら当然ライスコロッケ。
次に数。ライスコロッケのまんまは1袋に5個入りである。対して、もとになったライスコロッケは皿に1個。前者の方がシェアはしやすい。
またライスコロッケのまんまは常温でもおいしいが、ライスコロッケは熱々の方がおいしい。なかのチーズがとろけてこその料理だ。
結論から言うと、ライスコロッケのまんまは、かなりうまくライスコロッケらしさを再現しているが、やはり「まんま」というほどではない。
というか、カプリチョーザのライスコロッケがそのまま1袋に5個も入っていたら誰にも食べきれない。
1人で小腹が空いたときにつまむのにぴったりなのがライスコロッケのまんま。そして1人で食べればランチやディナーに、複数人で頼んでもしっかりした前菜になるのがライスコロッケ。ちなみにライスコロッケはお店によってテイクアウトが可能なので、我も食べ比べに挑戦したいという人はぜひ。ただし十分にお腹に余裕を持たせておくのをお勧めする。