写真はソースカツ丼 メガサイズ
写真はソースカツ丼 メガサイズ

熊本県・宮原サービスエリア上り線内の「食事処 三南(みなみ)」で、サイズを選べる「ソースカツ丼」と「豚キムチ丼」が5月18日に発売される。

ソースカツ丼は、豚ヒレ肉を細かいパン粉で包み、サクサク軽い食感に揚げたカツをご飯にのせた新メニュー。カツはさっぱりとしたソースを絡めて仕上げられている。米は熊本県産。


選べるサイズは6段階。下からノーマルサイズ、ビッグサイズ、ダブルサイズ、トリプルサイズ、メガサイズ、ギガサイズ。ノーマルサイズはご飯200gにカツ5枚をのせたもので、価格は880円(税込、以下同じ)。最大のギガサイズはこれの10倍。ご飯2,000gにカツ50枚をのせてあり、価格は6,600円となっている。

ギガサイズのソースカツ丼  どうやってのせてるの…?
ギガサイズのソースカツ丼
どうやってのせてるの…?

一方の豚キムチ丼は、キムチ、豚肉、卵黄、ニラ、韓国のりなどを特製のタレで炒め、熊本産のご飯にのせたもの。特製タレには“幻のブランド地鶏”といわれる熊本県産「天草大王(あまくさだいおう)」を6時間かけてじっくり炊きだしたスープが使われており、ほかにはない豚キムチの味わいが楽しめるとか。

こちらもサイズは6種類、ノーマルサイズ(総重量450g 880円)からギガサイズ(同4,500g 6,600円)まで用意されている。

豚キムチ丼 ダブルサイズ
豚キムチ丼 ダブルサイズ

ソースカツ丼、豚キムチ丼ともに、メガサイズは30分以内、ギガサイズは60分以内に完食すると代金が無料になるほか、ギガサイズを完食した人には記念品が贈呈されるそうだ。

店舗所在地は、熊本県八代郡氷川町早尾683 宮原サービスエリア上り線。営業時間は7時~22時。



4月14日の熊本地震から1か月が経った。徐々にライフラインは復旧してきたが、アーケード商店街や繁華街にはシャッターが下りたままの店が目立つ。そんな中、ぽつぽつと営業を再開する飲食店も。まだ酒を飲む気になれないという人も多いが、それでも店に常連客が集まり互いの安否を気遣い合うことが、どこか心の拠り所にもなっている。

大切な地元・熊本に少しでも元気を取り戻すために、自分たちができることは何か。熊本県内を中心に飲食店を展開する九州産交リテール(熊本市中央区)は、「地震により大変な状況だからこそ、食を通じてお客様や地元熊本・九州を元気にしていけたら」と話す。

宮原サービスエリアは、他県からのボランティアが多く訪れる場所でもある。ここに立ち寄ってくれた人を元気付けたい、熊本が頑張っているところを見せたい。手探りの中、食べる人が笑顔になれるようにと開発されたのが今回の新メニュー。ギガサイズは驚きのボリュームで目を引くが、外見のインパクトよりも「味に自信があります」と同社の広報担当は胸を張る。

同店では今後も、天草大王やあか牛など熊本県産の食材を使った新メニューが導入される予定。