手先が器用すぎるトルコの芸術家 Hasan Kale 氏は、自身の故郷であるイスタンブールの風景を“食べ物”に描いた作品を発表した。米国メディア Illusion が伝えている。
彼の作品に使われているのは、チョコレート、コーヒー豆、アーモンド(ここまではまあ、想定の範囲内なのだが)、さらにはメロンの種、玉ねぎの皮など、うっかりすると鼻息で吹き飛んでしまうほどに小さなキャンバス。ここに絵筆を使い、モスクや海、街の風景が描かれているのだ。
完成された作品を見ているだけで、ここに絵を描くことがどれほど神経を使う繊細な作業かを容易に想像できる。
だがしかし、小さく繊細だからこそ醸し出される雄大さ、力強さというものが感じられはしないだろうか。面の面積が小さい方がより強い圧力がかかるのと同じように、キャンバスが小さいほど、より濃密なパッションや憧憬がそこに込められている気がするのは筆者だけではないだろう。
母国への愛と情熱に溢れた彼の作品は、公式 Facebook ページから閲覧することができる。
※画像の出典はすべて Hasan Kale 氏