先日渋谷にオープンしたNY発のスティックジェラート専門店「popbar(ポップバー)」も、ベースとなるバーアイスを自分好みのトッピングやソースで“自分色”にカスタムできるお店です。
手間をかける喜びは古今東西共通。米女優、スーザン・サランドンをはじめとした海外セレブも夢中だという同店のアイスを試しに行ってきました!
■スティックジェラート専門店ポップバーはこんなところ!
popbarは、渋谷駅を出て宮益坂をのぼり、青山通りに沿ってさらに2ブロックほど進んだところにあります。
目印は「popbar」と書かれた木の看板とガラスのドア。シンプルでスタイリッシュなたたずまいで、一見するとヘアサロンのよう。
店内は10人も入ればいっぱいになってしまいそうな広さ。正面にスティックジェラートが行儀よく並ぶショーケース、チョコソースやナッツなどのトッピング、レジカウンターが並んでいます。
ソースやトッピング込みのオーダーをすると、店員さんがその場で仕上げてくれます。目の前で自分色に染められていくスティックジェラート…。否が応でもテンションが上がります。
■スティックジェラートをオーダー!
オーダーでは、ベースとなるスティックジェラートのフレーバーと、お好みで「ディッピング」(ソース)と「ポッピング」(トッピング)を伝えます。もちろんスティックジェラートそのままでもOK。
スティックジェラートは「ポップソルベ」(450円)「ポップジェラート」(490円)「ヨーグルトポップ」(490円)の3種類。ポップソルベはさっぱりしたフルーツフレーバー、ポップジェラートはバニラやチョコなどの濃厚なフレーバー、ヨーグルトポップはフローズンヨーグルトのような味わいのフレーバーがそれぞれラインナップされています。

フレーバーは計26種で、そのなかから日替わりで1日に12種が用意されるそう。
ディッピングはスティックジェラート全面を覆う「フル」(プラス100円)または半分を覆う「ハーフ」(同60円)があり、「ダークチョコレート」「ミルクチョコレート」「ホワイトチョコレート」「ミントチョコレート」の4種から選べます。
ポッピングは片面なら「ハーフ」(プラス60円)両面なら「フル」(同100円)。「ピスタチオ」「ヘーゼルナッツ」「チョコレートプリンクルズ」「キャラメルポップコーン」「ワッフルコーン」「アーモンド」「ココナッツ」の7種から選べます。フルは表と裏で別々のホッピングにすることも可能。
オーダーしたのは、ポップジェラートから珍しいフレーバーの「ピーナッツバター」。トッピングはフルでピスタチオとココナッツを片面ずつ、ソースはダークチョコレートのハーフを追加しました。ややごてごてしすぎな感もありますが、好きなものを盛り込むことこそ、カスタムのだいごみ!果たしてどんな姿がお目見えするのでしょうか。
■俺色に染まったポップバーとご対面!
ベースのジェラートが見えないほど、たっぷりトッピングされた大粒のピスタチオ。グリーンが鮮やかです。斜めにコーティングされたチョコソースがオシャレ。
ピーナッツバターのジェラートは、とにかく濃厚!ピーナッツバターそのもののようなコクのある甘さが楽しめます。ソルベなのでさらりと口どけ、あと味はさっぱり。禁断の“ピーナッツバターそのまま食べ”が背徳感なく味わえる素晴らしいフレーバーです。
両面にトッピングされたナッツは、ごっちゃになることなく各々の存在をアピール。大粒のピスタチオはカリカリ、細かな粒のココナッツはサリサリとした食感を楽しませてくれます。ピスタチオのほんのりとした塩気が全体のアクセントに。
またソースのダークチョコは、冷やし固められパッキリとした食感。口内の熱でジェラートとなめらかに溶け合い、より一層濃厚な味わいを楽しませてくれます。
食べ終わってからショーケースをのぞくと、スティックジェラートから「あなた色に染めて!」というささやきが。迷わずもう1本オーダーです。
今度は“カワイイ”をテーマに、ヨーグルトポップから「ストロベリー」、トッピングはヘーゼルナッツのハーフ、ソースはホワイトチョコレートのハーフとしました。
ストロベリーのソルベは、シャリシャリとした食感で、ベリーらしい甘酸っぱさがさわやか。これだけではさっぱりしすぎるところにホワイトチョコのミルキーな甘さが合わせられ、バランスの取れた味わいに。香ばしい旨みで味に奥行きを作るヘーゼルナッツも加わり、「自分、カスタムの才能があるかも」と思わせるナイスな一本に仕上がりました。
ソルベだけを口にすると、そのなめらかさに口中がうっとり。ナッツと一緒の時は気づけなかった果実のつぶつぶとした食感にも出会えます。スティックジェラートだけの舌ざわりを楽しむためには、控え目なトッピングで素のままの部分を残してもいいのかも。
■まとめ
オーダーごとに目の前でカスタムされていくスティックジェラート。その眺めは、単純な調理シーンよりずっと大きな興奮をもたらしてくれました。じっくり考えてオーダーしても、インスピレーションでオーダーしても、それが今日の“自分色”。そんな自分の分身のようなスティックジェラート片手に、個性をアピールしながらの街歩きも楽しいかもしれませんね。