純米吟醸酒「詫酒ごめんなさい」は、「後免(ごめん)町」というユニークな地名を生かして活動している、高知県南国市の市民団体「ごめんなさいプロジェクト実行委員会」によって企画された。5月31日をご(5)めんなさい(31)の日と定め、同日、製造元の高木酒造から発売された。“謝罪の聖地”ごめん町の公認商品でもある。
商品ポスターもシュールだ。酒瓶を置いて土下座する男性、その正面で仁王立ちし迫力ある後ろ姿を見せている女性は、恋人か妻か、あるいは母か。彼は一体何に対して謝罪しているのだろう。要らぬ妄想をかきたてられる。
高知県といえば酒豪が多いといわれる県。国税庁の調査でも、酒の消費量の多さで上位に名を連ねる常連だ。菓子折りではなく日本酒を――。詫酒ごめんなさいには、高知県らしさも光っている。
720ml 入りで価格は1,980円(税込)。さあ、何本買わなければならないか、数えなければ。