1月に控えた“大学入試センター試験”の出願受け付けも終わり、受験勉強もいよいよ佳境へ。

筆者は勉強に行き詰まった時、一日全食ド●えもんの「アンキパン」を食べたいと何度も思いましたが、そもそも頭が良くなる食べものってあるのでしょうか?参考書には載らない情報だけに気になりますよね。


そのヒントを得るため、10月4日に発売されたレシピ本「東大料理愛好会が教える 育脳レシピ」の出版記念イベントを訪れてみました。

現役東大生が考える“育脳レシピ”って?
現役東大生が考える“育脳レシピ”って?

◆“かしこい脳は毎日のごはんから”!?「育脳レシピ」とは?

この書籍は、東大生を中心とした料理サークル「東大料理愛好会」のメンバーが、受験体験や実際に食べていた料理をもとに制作したレシピ本。同サークルは過去2冊のレシピ本を出版しており、3冊目となる今回は、サーモスの保温調理器「シャトルシェフ」を活用したコラボレシピが中心となっています。

「東大料理愛好会が教える 育脳レシピ」/データハウス刊
「東大料理愛好会が教える 育脳レシピ」/データハウス刊

出版を記念したイベントにはサークルメンバーのほか、ゲストとして同じく東大出身の女優・菊川怜さんも登場。子どもの頃や受験にまつわる料理エピソードを語りました。

 
「子どもの頃から大好きな“納豆”をたくさん食べていた」という菊川さん  大豆は脳にも非常に良いそうです
「子どもの頃から大好きな“納豆”をたくさん食べていた」という菊川さん
大豆は脳にも非常に良いそうです

ちなみに、データハウスが現役東大生・京大生103名を対象に実施した調査によると、自宅でよく出されていた食材は「肉」(74.8%)、「魚」(67%)、「緑黄色野菜」(59.2%)が高い割合を示したそう。このほかにも果物や乳製品といった様々な食材が挙がり、食生活に気を使っている家庭が多いことが分かったそうですよ。

◆育脳メニューを実際に食べてみた

同レシピ本ではこうした食材をバランス良く使ったレシピが、「活脳」「スタミナ」「朝食」「夜食」「体調管理」の5つのカテゴリで紹介されています。イベントではその中から「脳力アップ魚バーグ」「切りもちでさつまいもおこわ風」「マスタードソースの勝負ポーク」「肉団子と春雨の滋養スープ」の4品が振る舞われました。

試食してみました
試食してみました

DHA を含むイワシとじゃがいもを合わせてハンバーグにした「脳力アップ魚バーグ」は、なめらかな食感でとても食べやすいアイデアレシピ。イワシの風味はしっかり感じられるのに生臭さはなく、青魚が苦手な子どもにも良さそう。

また、試験の朝に食べて欲しいというおこわ風ごはんも、普通のお米に切りもちとさつまいもを入れて炊くアイデアが新鮮。もちもちの歯ごたえで自然と良く噛めるので、エネルギー源とともに脳によい刺激になりそうです。

なお今回の育脳レシピの強い味方となっているのがシャトルシェフ。短時間火にかけた調理鍋を保温容器に入れ、あとは余熱を利用して火を通すので、調理の手間や負担が軽減されるとか。

真空断熱構造により、鍋を入れてほうっておくだけで料理が完成
真空断熱構造により、鍋を入れてほうっておくだけで料理が完成

中でもシャトルシェフの特徴が活かされていたのが豚肉を使った煮込み。肉がとても柔らかく口の中でほどけていき、味もしっかりと染み込んでいます。長時間火にかけることなくこの食感が出せたら忙しいお母さんも助かりそう。

もちろん、こうしたメニューを食べたからといって確実に試験の点数が上がるわけではありません。でも、積み重ねた努力を最高のパフォーマンスで発揮する体作りには繋がると思います。子どもはもちろん、家族の“育脳”の参考にしてみてはいかがでしょうか?