ハリーポッターに登場する「百味ビーンズ」や、チャーリーとチョコレート工場でウィリーウォンカが発明した「味の変わるチューインガム」に憧れた人は多いだろう。いつかあの魔法のようなお菓子を食べてみたい、と。

そんな夢のお菓子への第1歩となりそうな不思議なスイーツが、スペインの物理学者によって開発された。なめるたびに色が変わるアイスクリームだ。米国メディア The Blaze が伝えている。


食べると色が変わるって?
食べると色が変わるって?

同メディアによると、アイスクリームのフレーバーは“Tutti-Frutti(トゥッティフルッティ)”。砂糖漬けにしたフルーツが刻んで合わされているそうだ。

はじめは紫色をしているのだが、なめているうちにだんだんとピンク色に変わっていく。その様子はまるで夕暮れ時の空にかかるグラデーションのように、神秘的だ。

紫から、徐々にピンク色へ
紫から、徐々にピンク色へ

開発者の Manuel Linares 氏によると、このアイスはすべて“天然の原材料”で作られており、温度と人間の口の中に含まれる酸によって色が変化するのだそう。特別な化学物質が使われているということではないらしい。

同氏は特許権の獲得を目指しており、詳しいレシピは公開されていないが、一部工程に「外国産のフルーツ」が使われていることだけは明らかにされているそう。

ますます謎に包まれたアイス…
ますます謎に包まれたアイス…

アイスは現在 Linares 氏が運営するショップ IceXperience でのみ販売されているとのこと。私たちが日本で味わうことができるようになる(?)までは、もうしばらく待つ必要がありそうだ。

※画像の出典はすべて IceXperience 公式 Facebook