知ってるようで、意外と知らない?
知ってるようで、意外と知らない?

ここ数年で「オリーブオイル」ってますます身近なものになってきていますよね。みなさんも昔と比べて、口にしたり料理に使ったりする機会が増えたのでは?

そんなオリーブオイルについて、もしかするとみなさんが誤解しているかもしれないことがあるんです。今回は、知っているようで意外と知らない?オリーブオイルの真実について、食のセレクトショップMEISTERWERK FOODS(マイスタヴェルク フーズ)社に教えてもらいました!


◆オリーブオイルについて誤解されがちなこと


1、色と品質は関係がある
2、天ぷらやフライなど、加熱には向かない
3、ワインやウイスキーのように年数を経ると熟成する
4、冷蔵庫で保管するのがよい
5、「ピュア」や「プレミアム」が名前に付いているものは高品質

「あれ、違うの?」と思われた方もいらっしゃるのでは?実は、これら全部「誤解」なんです!真実は次のとおり。

1、オリーブオイルの色と品質は関係がある
→NO!色の違いはオリーブの実の品種や収穫時期などの違いによって生じるもので、品質とは関係ないそうです。

2、オリーブオイルは天ぷらやフライなど、加熱には向かない
→NO!オリーブオイルの発煙点は通常フライを揚げる温度「180度」よりも高い「210度」なので酸化しにくく、揚げ物にもオススメなんだとか。

3、オリーブオイルはワインやウイスキーのように年数を経ると熟成する
→NO!オリーブの実の収穫後、早く搾油されたものほど“高品質”とされるそうです。また、空気に触れると酸化が進むので、開封後はなるべく早く使いきりましょう。

4、オリーブオイルは冷蔵庫で保管するのがよい
→NO!オリーブオイルの中の成分が固まってしまうので、冷蔵庫にはしまわないようにしましょう。品質が落ちてしまうそうです。

5、「ピュア」や「プレミアム」が名前に付いているものは高品質
→「ピュア」や「プレミアム」といった呼称は世界規格に存在せず、ピュアオリーブオイルとは通常のオリーブオイルの一種。プレミアムは、メーカーが独自にネーミングしたものだそうです。

…知れば知るほど奥が深いオリーブオイル。正しい知識を持つことで、よりおいしく味わえそうですね!

◆“世界でもっともエレガント”なオリーブオイルが上陸


さて、オリーブオイルの「いろは」を教えてくれたマイスタヴェルクの直営店舗とオンラインストアでは、“世界でもっともエレガントな”エキストラバージン・オリーブオイル「ICONO(アイコノ)」が販売開始されました。今回が日本初上陸、チリ産のオリーブオイルです。

ついに日本初上陸!ICONO(アイコノ)
ついに日本初上陸!ICONO(アイコノ)

オリーブオイルといえばイタリアやスペインのイメージが強いかと思いますが、実はチリにはオリーブ栽培の天敵といわれる害虫がおらず、とても恵まれた環境なんですって。アイコノは、オリーブの栽培から製品化まで一貫してチリ共和国のMore社が担っています。

黄金色に輝く100%オリーブのジュース
黄金色に輝く100%オリーブのジュース

まず驚くべきは、収穫から搾油までたった4時間という鮮度へのこだわり。オリーブオイルはほかの植物油と違い、フレッシュな果実からつくられる唯一のオイル。だからこそ、この「鮮度」がおいしさを左右するんですね。

また、オリーブ品種は「Frantoio(フラントイオ)」を100%使用。果実は小ぶりな卵型で、オイルを豊富に含んでいるそう。まずまろやかなグリーンオリーブの香りとスパイシーな苦みが広がり、最後に甘さを感じられる味わいだとか。

さらに、酸度の低さも特徴です。国際オリーブ協会が定めるオリーブオイルの最高ランク「エキストラ・バージン・オリーブオイル」は、酸度が0.8%以下のものだけに認められた呼称。アイコノはこれを下回る酸度0.2%(!)を実現しているそう。酸度が低い=酸化していないため、味も香りもフレッシュなんですって。

チリ大使も「世界一のオリーブオイル」と胸を張る  アイコノを使ったアボカドのタルタル
チリ大使も「世界一のオリーブオイル」と胸を張る
アイコノを使ったアボカドのタルタル

ちなみにアイコノは遮光性のある真っ黒なボトルに詰め、さらに真っ黒いカバーをかぶせて万全に守られています。これは「温度変化」による品質の低下を防ぐため。めちゃくちゃ大事にされていますね。

コットン素材の黒いカバーを着用
コットン素材の黒いカバーを着用

満を持して日本にやって来るということで、筆者もレセプションにお邪魔してアイコノを試食させてもらったのですが、口に運んだ瞬間はっきりと違いが分かるほどのフレッシュさに驚きました。これ、飲めます。今までにないくらいフルーティーで、香りの広がりも良く、まるで果物をかじっているかのようでした。

アイコノと玉ねぎ、パセリで漬け込んだベビーホタテ
アイコノと玉ねぎ、パセリで漬け込んだベビーホタテ

アイコノを合わせたチリサーモンに、
アイコノを合わせたチリサーモンに、

ピンチョスも
ピンチョスも

想定価格は1本(500ml)あたり3,980円(税別)。ちょっとお値段が張りますが、それだけの価値はあるんじゃないでしょうか。筆者も、特別なおもてなしがしたいときに買っちゃいそうです。お料理好きの人へプレゼントしても、きっと喜ばれると思いますよ。