
旬のフルーツを使ったスイーツやジュースを提供する「フルーツパーラー 果実園(かじつえん)東京店」。以前えん食べでもフルーツサンドをご紹介した、目黒にある「果実園リーベル」の姉妹店です。
ここでは4月中頃まで、今が旬の「イチゴ祭り」を開催中。福岡県産“あまおう”をこれでもか!と贅沢に使ったケーキやパフェが味わえるのです。

◆ 今だけの“あまおうスイーツ”
今しか食べられない、あまおうを使ったスイーツは全部で9品(日によって在庫状況は変動あり)。中でもオススメは「あまおうタルト」「あまおうズコット」「あまおうパフェ」の3品です。・あまおうタルト(2,300円、税込、以下同じ)
直径12センチのタルト生地に、カスタードクリームと生クリームを重ね、たっぷりのあまおうをトッピングしたもの。ひと皿につき、なんと16粒ものあまおうが使われているそう!


真っ赤なルビーのようにキラキラ輝くあまおう。その果実は、水風船のようにパンッパンにふくれて今にも弾けんばかり。そっと歯を当てた瞬間、たっぷり詰まっていた甘~い果汁がドバっと口の中にあふれ出します!

しっかり角が立つ硬さに仕立てられた生クリームも、たまごのコクが濃厚なぽてぽてカスタードも、ザクザク香ばしいタルト生地も、どこかなつかしさを覚える正統派な味。イチゴのおいしさをいっそう引き立ててくれます。

ボリューム的には2~3人でシェアしてちょうど良いくらいですが、もちろん贅沢にひとりじめするのもアリ!数年分のあまおうを食べた気になれます。
・あまおうズコット(1,080円/1カット)
ズコットとは、スポンジ生地でクリームやアイスを包んだドーム型のケーキのこと。今回は中に生クリームとあまおうイチゴをぎっしり詰め込んで仕上げてあります。ホールは直径21センチ、これを8等分したものが1カット(一人分)です。


何がすごいって、まずこの断面。イチゴがびっしり、ほぼ隙間なく詰まっているんです。1カットにも10粒以上は入っていますし、表面にもごつごつ張り付いています。

構成要素はショートケーキと同じようなものなのですが、生クリームとイチゴがぎゅうぎゅうに詰まっているのでとにかく食べごたえあり。ほお張ると、口の中で甘ずっぱい果汁とクリームが混ざり合い、至高のイチゴミルクができあがります。ふんわりとしたスポンジは、やや厚みがありながらも口どけはしっとり。

・あまおうパフェ(2,000円)
グラスの底までたっぷり入ったあまおう19粒(!)と、カスタードクリーム、生クリーム、バニラアイスを合わせたパフェ。トッピングにはチョコシロップがトロリ。


今回食べた3つの中で、一番ダイレクトにイチゴを感じたメニューです。あまおうがもっとも多く使われていますし、最初のひと口も最後のひと口もあまおうなので、イチゴの主張がハンパじゃない。冷たいアイスと一緒に食べる“ヒンヤリあまおう”も乙なものでした。

ちなみに、後半アイスがだんだん溶けてきて、グラスの底に入ったあまおうにとろ~り絡んできたところを食べると、練乳イチゴみたいになってまたおいしいのでオススメです。
◆ 主役はあくまでイチゴ
3つのメニューに共通しているのは、使われている素材がとてもシンプルなこと。生地(タルトやスポンジ)と、クリーム(またはアイス)、イチゴ、ただそれだけ。余計な味がしないので、甘くてジューシーなあまおうのおいしさがダイレクトに楽しめるんです。
◆ あまおう終了後は他品種に切替え
あまおうが旬の時期を過ぎたら、イチゴはほかの品種に切り替わり、引き続き4月いっぱいまでイチゴ祭りは開催されるそう。ただしあくまで予定ですので、収穫状況によっても提供期間は異なります。食べてみたい方は、ぜひお早めに足を運んで!平日・週末問わずいつも行列ができている果実園ですが、店長さんによると午前中であれば比較的待たずに入れるそう。また、駅構内にあるため回転率はわりと早く、長くても20~30分並べば入れるとか。イチゴ好きなら並んででも食べる価値はあると思いますよ…!
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1