つやつやの果肉がぷるん
つやつやの果肉がぷるん

冬といえば、こたつでみかん。こたつじゃなくても、みかん。甘くてジューシーな果汁が、渇いたのどにじゅわんと沁み込む瞬間は至福ですよね。

――が!総務省の家計調査によると、1世帯あたりのみかん(ここでは私たちがよく食べている「温州みかん」を指します)に対する支出は20年前と比べて半分以下に減っているそうです。みんな、あんまりみかんを食べなくなってきているの?もしかして、マンネリ…?


● かんきつ界に突如現れたセレブリティ

そんななか、かんきつ類の収穫量日本一を誇る愛媛県で“かんきつ界のセレブリティ”とも呼べる新品種が登場しました。その名も「愛媛Queen(クィーン)スプラッシュ」。なんと1個の想定価格が1,000円超え(!)という、超高級かんきつブランドです!

クィーンスプラッシュでマンネリ打破なるか?
クィーンスプラッシュでマンネリ打破なるか?

これは、愛媛県が育成したオリジナル品種のかんきつ「甘平(かんぺい)」の中から、糖度や大きさなど一定の基準を満たした“最高品質”のものを厳選したという新ブランド。イメージは“大人の女性”だそうです。

「クィーン」だけに
「クィーン」だけに

シャキッとした独特の食感と、ぷちぷちの果肉から弾け出す濃厚な甘みは「今までの柑橘にはない」ものだとか。そもそも「甘平」自体がめちゃくちゃ甘い品種だそうなので、この中からさらに厳選されたクィーンスプラッシュはさぞかし甘くておいしいんでしょうね…。

● えん食べ編集部はクィーンスプラッシュを手に入れた!

というわけで、あの手この手を使って、えん食べ編集部はくだんのかんきつセレブ、クィーンスプラッシュを入手することに成功しました(※悪いことはしていません)!

右がクィーンスプラッシュ。一般的な温州みかん(左)と比べるとだいぶ大きい
右がクィーンスプラッシュ。一般的な温州みかん(左)と比べるとだいぶ大きい

手に持ってみると、ずっしり重い
手に持ってみると、ずっしり重い

カットした瞬間、フレッシュなかんきつの香りが弾け飛びます。半径2メートル以内にいたスタッフ数名がこちらを振り返りました。

ものすごい威力
ものすごい威力

断面を見ると、外果皮(一番外側の皮)が思いのほか薄い!このサイズ感からすると意外かも。さらに、実が外果皮とのあいだに隙間なくみっちりと詰まっているのが分かります。なお、種はありません。

こりゃずっしり重いはずだわ
こりゃずっしり重いはずだわ

また、果肉を包む内皮(じょうのう膜)もすごく薄い。房をはがすときにペリッと破けてめくれてしまうほどです。

温州みかんより薄いんじゃないかな?
温州みかんより薄いんじゃないかな?

ぷっくり豊満なひと房をぱくっと口に入れると、ぽよんと弾力を感じるほどのむちむちボディ!噛むと果実ひと粒ひと粒がプチプチッと弾け、とろけるほどの甘みがジュワっとあふれ出してきました!酸っぱさは一切ありません。

内皮が薄いのでサクッと噛み切れますし、くにゃくにゃした皮っぽい食感も、皮特有の苦みもありません。口の中に広がるのは、ただただ熟した甘みだけ。まるでスイーツを食べているかのようです。こんなリッチなかんきつ、初めてかも。これならみかんにマンネリを感じている人でも目が覚めるのでは?

香りも果汁も確かに“スプラッシュ”してた
香りも果汁も確かに“スプラッシュ”してた

クィーンスプラッシュの旬は、1月下旬~2月下旬。首都圏では日本橋三越本店、関西では阪急うめだ本店で購入できます。また、2月8日からは愛媛県内でも販売予定だそう。店舗により販売価格は異なるそうですが、日本橋三越での価格は1,620円(!)とのことです。ちょっとお高いけれど…みかん好きなら一度は試す価値ありかと。お給料日など懐に余裕があるときに購入を検討してみてはいかがでしょうか。