筆者は昨日、「レンジで作ったラーメンはうまいのか?」という企画を実施し、「電子レンジで作ったインスタントラーメン」と「鍋で作ったインスタントラーメン」を食べ比べた。

その実験をしている間、ずっと気になっていたことがある。それは、この「レンジでラーメン『丼』いらず」の形が、日清焼そば UFO に似ている、ということだ。


比べてみよう!これが、日清焼そば UFO。


そして、こちらが「レンジでラーメン『丼』いらず」だ。


いかがだろうか? 筆者はこの両者が、「眞鍋かをり」さんと「佐藤かよ」さんくらいそっくりだと思う。

これだけ似ているのだから、「レンジでラーメン『丼』いらず」を使って、焼きそばを作れるのじゃないだろうか?

さらに筆者が注目したのは、「レンジでラーメン『丼』いらず」のふたにあけられた3つの穴だ。これは本来は、レンジでの調理中に発生する水蒸気を逃がすためのもの。でも、カップ焼きそばの湯切り穴にも使えそうだ。


これはいけるのでは?

と、いうことで、おまけ実験を実施します。「レンジでラーメン『丼』いらず」で焼きそばを作ることはできるのか?

■電子レンジでインスタント「焼きそば」を作ってみる

では、実験を始めましょう!

1. 焼きそばを用意する


今回は、「大盛り日清焼そば 当社比1.5倍」を使うことにしました。

2. 麺と水を入れ、レンジへ投入し、600W で9分加熱。その後、レンジから取り出す

焼きそばの量が1.5倍だったので、加熱時間も1.5倍です(通常は6分)。

3. 湯切りをする

さて、実験はクライマックスを迎えます。問題の穴で、湯切りはできるのでしょうか?
これさえうまくいけば、この実験は成功したも同然です。湯切りしてみましょう!


成功!
素晴らしくスムーズに湯切りができました。
市販のカップ焼きそばの湯切りと比較しても、勝るとも劣りません。
これは味にも期待が持てます!

4. ソースをかける


かけます。

5. 青のりもかける


かけます。

6. 食べてみる

では、食べてみましょう!見た目はおいしそうですね!!


さぁ、食べよう!
……あれ、れれれれ??

ぜんぜん、ぜんぜんおいしくない! 日清焼そばのソースの香ばしさがまったく感じられません。
実験は大失敗です。でも、どうして??

7. 焼いてみよう

失敗の原因を追及するために、フライパンで焼いてみます。


おお、いい匂いがしてきました。これこれ!

8. 皿にうつします


そうそう、この匂い!

9. 食べてみます


うん、これですね。
これが、いつもの「日清焼そば」の味です。
どうやら日清焼そばは、焼かないとソースの香ばしさがでないようです。残念!

■結論

今回の実験の結果、「レンジでラーメン『丼』いらず」では、インスタント焼きそばは作れない、ということが判明しました。作れなくはないですが、おいしくないので、止めた方がいいでしょう。形が UFO に似ているだけに、残念です。

推測ですが、カップ焼きそばについているソースは、焼かなくても香ばしさがでるように何か工夫がしてあるのではないでしょうか。

今日の教訓です:
「焼きそばは、焼いた方がうまい」

焼き肉や焼き飯、それに焼き鳥も、焼いた方がうまいです。

もうひとつ。

「『眞鍋かをり』さんと『佐藤かよ』さんは確かに似ているが、らーめんずの『片桐仁』さんとロッチの『中岡創一』さんは、もっと似ている」