6月26日、マヨネーズについて学べる体験型施設「マヨテラス」が東京都調布市にオープンしました。マヨネーズ作りも体験できるという施設です。
マヨテラスは、キユーピー仙川工場(2011年閉鎖)跡地に建設された、研究開発機能・オフィス機能を融合した施設「仙川キユーポート」(2013年開設)内に登場しました。約50年間の工場見学の経験を活かし、様々な工夫をこらした体験型見学施設となっているそう。“90分間フルアテンド”してくれるのも大きな特徴なのだとか。
オープン初日の26日には、同施設のすぐ近くにある調布市立滝坂小学校5年生の児童が、一番目のお客として来場。オープニングセレモニー“割卵式”に参加したあと、さっそく施設見学に繰り出しました。えん食べ編集部も、子どもたちと一緒にマヨネーズについて学んで来ましたよ!
まず子どもたちが案内されたのは、赤い星型の穴をくぐって入る「マヨネーズドーム」。外側から見てみると…そう、おなじみ「キユーピーマヨネーズ」のボトルの形に作られた空間です。ここでは“マヨネーズの秘密”について学習します。
続いて向かった「ファクトリーウォーク」では、工場の“秘密”を映像やクイズを通して学びます。
本物の工場さながらの「エアシャワー」を通って入り、製造ラインの説明を受けます。工場見学で大人気だという「割卵機」の映像には、子どもたちも興味津々。大量の卵が瞬時に卵黄、卵白、殻…と分類されていく様は、映像でも圧巻です。スローモーションでも、よーく見ないと分かりません。どこで卵が割れているか分かりますか?
工場で行なわれている作業については、ゲーム形式で。大事な大事な配合を間違わないように、原料の配合量と賞味期限を指示どおりに合わせられるかな?ゲームで体験できる二次元コードを使った確認システムは、実際に工場でも導入されているそうです。「原料を入れ間違えたかも」と考え始めたら不安で夜も眠れない…そんな従業員の不安を払拭するために開発されたそうですよ。
さあ、マヨネーズについて学んだら、実際にマヨネーズ作りを体験しましょう。「キユーピーキッチン」に移動します。
出来上がったマヨネーズは、野菜と一緒に試食しました。他のグループが作ったマヨネーズと食べ比べてみると、色や味がちょっぴり違うようです。同じ材料・工程のはずなのに不思議。工場で作られたマヨネーズもまた、違った味わいみたい。どれが美味しいかは好みが分かれるようですが、子どもたちはその違いに驚いていました。
マヨテラスの見学は、1日に4回(各90分)、完全予約制で実施されます。団体はもちろん、個人でも予約は可能。研究所と隣接しているので、これまでの工場見学とはまた違った学びが得られるかもしれません。今後の展開も気になります。