「ヤクマン」とは、「ヤクルト」と「タフマン」を混ぜて作った飲料で、ヤクルト本社1階の喫茶店「ブラジリア」でしか飲めないメニューだ。ところがそのヤクマンを飲んだ帰り、レジの人にレシピを尋ねた編集部員は、「それだけは秘密なんです」と断られてしまった。どうも企業秘密のようだ。
これは気になる。なんとしても、この味の謎を解かねば!! というわけで、今回はえん食べ編集部が自分たちでヤクマンの味を再現するという企画を実施する。これを読めば、あなたもご自宅で手軽に憧れのヤクマンを飲める!……かもしれない。
■ ヤクマンの材料を買おう!
ヤクマン作りの第一歩は、ヤクマンの材料を買ってくること。スーパーなどでヤクルトとタフマンを買ってこよう! ヤクルトには類似商品もあるが、あれは味がちょっと薄いので、ヤクマンにはならない。また、タフマンと間違えて他の栄養ドリンクを買わないように要注意。筆者はあやうく、「ヤクマン」ではなく「ヤクビタン」を作ってしまうところだった。■ 「ヤクルト」と「タフマン」を混ぜる
さて、ヤクマン作りはここで早くもクライマックスを迎える。この2つの材料を混ぜるのだ。まずは、ヤクルトをグラスに注ぐ。◆ 2対1で混ぜてみる
では、ヤクルトとタフマンを2対1の比率で混ぜてみよう。筆者はこの組み合わせが正解だとにらんでいる。タフマンの味は、高麗人参の味がかなり強烈だ。それを抑え込むには、ヤクルトの量がタフマンの2倍は必要なはずだ。自作第一号となる「ヤクマン」を飲んでみると、、、、、、、、あれれ?
予想以上に、ヤクルトの味が勝っている。タフマンの味はヤクルトの影に隠れ、全体としてはちょっと甘めのヤクルトでしかない。これは「ヤクマン」ではない!
◆ 1対1で混ぜてみる
今度は、ヤクルトとタフマンを両方80ml づつ、1:1の比率で混ぜてみる。これはかなり近い、、かな? いや、でもまだヤクルトが強い気がする。
◆ 1本づつ混ぜてみる
最後に、これだけはないと予想していた、もっとも安易な方法を試してみる。ヤクルトとタフマンを、それぞれ1本づつ混ぜるのだ。ヤクルトは80ml、タフマンは110ml の量になる。恐る恐る飲んでみると、、、、あー!!この味だ! この比率で、たぶん間違いない。
本物の「ヤクマン」の写真と比べてみよう。氷が入っているためにちょっと薄くなってはいるが、その色味はそっくりだ。
筆者は、これだけはないと思っていた。だって、これなら誰にだってできるじゃないですか。このレシピを隠す必要はないでしょ?
……でも、よーく考えてみれば、これしかありえないという気もする。
例えば、ヤクマンがヤクルト1本とタフマン40ml で作られるとしよう。残ったタフマンはどうする?次の注文があるまでとっとく?そんなこと、ありえない。
■ ヤクルト1本+タフマン1本
ということで、ヤクマンは「ヤクルト1本+タフマン1本でできている(えん食べ編集部調べ)」という結論になりました。このレシピに異論のある方、Twitter などでどしどしご意見をお送りください。また、ヤクルト本社の方、こっそりレシピを教えてくれたら、すっごく感謝します(毎週、ヤクマンを飲みにいきます!)。今回の実験でわかったことは、ヤクルトの味は実はかなり強い、ということだ。タフマンよりは確実に強い。ヤクルトスワローズも、交流戦でこれくらいの強さを見せてくれていればな、と思う。
さて、次回は「タフマンを牛乳で割った『タフマン・ミルク』、卵で割った『タフマン・セーキ』はうまいのか?」でお会いしましょう!
(左:ヤクルト、右:タフマン)