朝食メニューとして人気が高まっている「グラノラ(グラノーラ)」。麦や玄米、ナッツなどに、メープルシロップやはちみつなどを混ぜて焼き上げた、アメリカ発祥のシリアルです。

さまざまなグラノラ入りの商品が各社から販売されているだけでなく、専門店も相次いで登場しました。そのひとつが、兵庫県神戸市にオープンした「グラノラジャーニー」。神戸市の公式ブランド『神戸セレクション』にも認定されたショップです。


日本最大級のグラノラ専門店である同店には、常時20種以上のフレーバーが並びます。中でも、昨年発売された「酒粕グラノラ」が気になっていたえん食べ編集部、神戸にあるショップに突撃してきました!

神戸のグラノラ専門店「グラノラジャーニー」に行ってきた
神戸のグラノラ専門店「グラノラジャーニー」に行ってきた

グラノラジャーニーが店舗を構えるのは、神戸市東灘区の住宅街の中。駅から15分ほど歩いたところにあります。小ぢんまりとした小さな店舗ですが、白い壁の前に色鮮やかな花が飾られ、どこか港町のカフェを思わせるたたずまいです。

港町のカフェみたい
港町のカフェみたい

扉をあけると、正面にグラノラのパックがずら~り。カウンターをめいっぱい使って、たくさんのフレーバーが並んでいます。定番フレーバーやスイーツグラノラ、和風グラノラまで、幅広いラインナップが特徴のよう。

おお!
おお!

その奥では、まさにグラノラを製造中!生地を焼き上げているオーブンからは、何とも言えない香ばしい香りがただよってきます。同時にバットでは味付けをほどこし、ドライフルーツなどと混ぜて袋詰めする作業が行なわれているようです。

ひとつひとつお店で手作り
ひとつひとつお店で手作り

同店代表の西村啓太郎さんは、グラノラが大好きで、自宅でも手作りしていたそう。日本では販売されている商品のバリエーションが少なかったことから、もっとグラノラの魅力を知ってほしいと、多彩なフレーバーをそろえてショップをオープンしたといいます。

健康に気をつかう“大人の女性”に毎日グラノラを楽しんでほしいと、安心・安全で美味しい素材を使い、店内で加工。素材の良さを活かした自家製グラノラ作りにこだわっているそうです。

一番人気があるフレーバーは、「リッチミルクノワゼットキャラメリゼ」(1,500円)。ミルク風味の甘めの生地と、キャラメリゼしたヘーゼルナッツを組み合わせたデザートグラノラです。

一番人気の「リッチミルクノワゼットキャラメリゼ」
一番人気の「リッチミルクノワゼットキャラメリゼ」

メープル風味の生地がベースの「カフェロワイヤル」(1,200円)は、コーヒー豆を漬け込んだブランデーを使い、4日以上かけて完成させるという贅沢な一品です。ほろ苦いコーヒーの香りがミルクとよく合います。

「カフェロワイヤル」はミルクと合わせるのがオススメ
「カフェロワイヤル」はミルクと合わせるのがオススメ

そして、気になっていた「酒粕グラノラ」(1,500円)は、レジ前にありました。近くにある日本有数の酒どころ・灘の酒粕を使った商品です。5月頃までは、桜の花びらを加えた季節限定商品「桜酒粕グラノラ」(1,500円)も販売されています。

本物の花びらがオシャレな「桜酒粕グラノラ」
本物の花びらがオシャレな「桜酒粕グラノラ」

ほんのりピンク色のオーツ麦をベースに、ドライチェリーとドライフランボワーズがミックスしてあり、本物の桜の花びらまで入っているという、春にピッタリの商品。酒粕くささはなく、とても食べやすく仕上げられています。最後にほんのりと香る酒粕の香りがくせになる味わい。何もかけずに、桜と酒粕の香りを楽しむのがオススメです。

酒粕の香りがクセになる!
酒粕の香りがクセになる!

このほか、パティシエの技術を活かし、店内で加工したチョコレートを使ったフレーバーもイチオシ。バレンタイン時に発売された「チェリーのボンボンショコラとキャンディーワインマカデミアのマーブルグラノラ」は、3,000円と高額ながらも人気が高かったのだとか。大粒の黒豆甘納豆を使った和風グラノラ「丹波の黒豆甘納豆の抹茶きな粉」(1,500円)、「米あめ」を使った2種の「野菜グラノラ」も、オリジナリティあふれるフレーバーです。

大きな黒豆がゴロゴロ「丹波の黒豆甘納豆の抹茶きな粉」
大きな黒豆がゴロゴロ「丹波の黒豆甘納豆の抹茶きな粉」

種類が多すぎて選べないという人は、Web サイトの「味マップ」を参考にしてみてください。もちろん、ショップに行けばスタッフさんと話しながら選ぶこともできます。

これからの季節は、ヨーグルトやミルクと合わせるだけでなく、アイスクリームにトッピングして楽しんでほしいと西村さん。「これを混ぜたら美味しいんじゃない?」と会話が弾む、温かなショップでした。

商品はオンラインショップでも購入できますが、機会があればぜひ本店に足を運んでみてください。作るところを見ると、さらに美味しくいただけますよ!