■お店の名前は「POTATO CREAM」、“サラダ”ではない
今回訪れたのは、2013年12月にオープンしたばかりの「POTATO CREAM」。自由が丘駅の正面口から自由が丘デパートに沿ってまっすぐ進み、左手の路地を入ったところにあります。
よく見ていないと見逃してしまいそうなこじんまりとした店舗。小窓から店員さんが出迎えてくれます。
窓の横に掲示されたメニューは5種類のみ。よく見ると、“ポテトクリーム”と書かれています。サラダやらクリームやら、だんだん混乱してきました。取り急ぎ、人気 No.1 だという「ナスと挽肉のトマトポテトクリーム」をオーダー。ポテトクリームは各525円、コーヒーとバゲットが付いたセットは780円です。
テイクアウトは窓越しの受け渡し。イートインの場合も先にお会計を済ませてから中へ。せっかくのなので今回はできたてを食べていくことにします!
店内は広い木のカウンターのみのスタンディングスタイル。定員は5、6人くらいでしょうか?11時半の開店直後に行ったのですが、その後も次々とお客さんが訪れていました。
■「ポテトクリーム」とご対面
入ってから数分で料理が運ばれてきました。見た目はなんだか煮込み料理のようで、バジルの香りが食欲をそそります。スプーンですくってみるとねっとりと持ち上がり、そのまま口に入れると…
あ、あたたかい!?それに、ものすごーくクリーミー!
食感はマッシュポテトのようで、滑らかだけどところどころポテトが粗くつぶされています。ポテトの上にかけられたトマトクリームソースには、野菜やひき肉がたっぷり入っていて、メインディッシュとしても満足の濃厚な味付け。
オリーブオイルのかかったバゲットはハードタイプで、しっかりとした噛みごたえが満腹感を与えてくれます。バゲットセットで女性の一食分にちょうど良いくらいの量でした。
筆者にとってこれはまったく初めてのポテト体験。ひと言でいうなら…温かいポテトサラダ…?いや、確かに「ポテトクリーム」という表現が一番しっくりきます!
ちなみに、じゃがいもの品種は『キタアカリ』を使用しているそう。甘くきめ細かい、じゃがいもそのものの味がしっかりと感じられますよ。
■持ち帰るとどうなるの?
なお、他の味も気になったので、2番目に人気だという「かぶと鶏肉のゴルゴンゾーラポテトクリーム」を持ち帰ることに。こちらはゴルゴンゾーラがふんわりと香り、クリームシチューやグラタンのような濃厚なコクがあります。かぶやエリンギ、枝豆の食感とディルの香りがアクセントになり、レストランで出てきてもおかしくないくらい本格的な味です。
帰る間にだいぶ冷めてとろとろではなくなってしまいましたが、ほくほくしたポテトが口の中でとろけて、こちらもとてもおいしかったです!
そう、ポテトクリームはなるべく温かいうちに食べるのがベストとのこと。テイクアウトの際も、早めに食べるようにしましょう。
POTATO CREAM は、平日は11時半、土日祝は12時からオープンしており、売り切れ次第終了とのこと(水曜定休)。夜は20時までやっているので、ポテトクリームとワインで軽く一杯なんてのも良さそうですし、色々な種類を持って帰ってみんなでわいわいつまんでも楽しそう。ちなみに、今回ご紹介した2品はたくさん用意していてもまれに売り切れてしまうほどの人気なんですって。
フレンチフライ専門店に続き、ポテトサラダにも革命発生!芋の無限の可能性に今後も期待しましょう。