諌山創さん原作の人気アニメ「進撃の巨人」とタイアップした「進撃の巨人弁当」(590円)が、弁当チェーン・ほっかほっか亭各店で3月6日に発売される。

「胃袋を捧げよ!」をテーマに同作の世界観を再現しているそうなのだが、見たところ何の変哲もない弁当だ。しかし、それぞれの具材に対する設定がツッコミどころ満載で楽しすぎる。順を追って紹介しよう。


これが「進撃の巨人弁当」だ!
これが「進撃の巨人弁当」だ!

手前にあるメインの具材「タルタルチキン」は、大きな肉にタルタルソースがトッピングされた一品。肉=超大型巨人、タルタルソース=蒸気をイメージしているそう。もうひとつのメイン具材「豚肉のしょうが焼」は、食料庫からサシャが盗んだ肉をイメージしているとのこと。なるほど、そうきたか。

さらに「ポテトサラダ」は、“芋女”サシャの名シーンからインスパイアされたらしい。確かに彼女、ジャガイモをかじってはいたが…。いっそ「蒸かし芋」だったら腑に落ちたのに、と思うのは、筆者だけではないはず。

ポテトサラダの横に添えられたブロッコリーは巨大樹の森を表現しており、「ケチャップスパ」は、破壊されて崩れた壁をイメージしたもの。具材の下にある「錦糸玉子」は、馬に乗って駆ける調査兵団をイメージ「キャベツの千切り」は調査兵団が駆ける草原を表現したという。もはや何も言うまい。

最後に容器に目を向けると、内側が紫色に塗られている。この少し珍しいカラーリングは、“混沌とした世界”を表現しているそうだ。また容器の外側は、ウォール・ローゼなどの壁をイメージしているらしい。これまで登場したグッズの壁のデザインと似たような模様だ。これは唯一納得できるポイントではないだろうか。

以上が、進撃の巨人弁当の全貌である。設定の強引さは否めないが、これだけ細かい設定を考えたほっかほっか亭には敬意を表したい。具材の種類も多いので、食べごたえもありそうだ。

なお、弁当そのものの以外にも見逃してはならないポイントが残っている。期間中、この“大型弁当”を購入すると、ほっかほっか亭のユニフォームを着用したキャラクターのラバーキーホルダーがもらえるのだ。「エレン」「ミカサ」「アルミン」「リヴァイ」「アニ」「超大型巨人」の6種が用意されており、なくなり次第終了となる。しれっと紛れ込んでいる超大型巨人に注目したい。

超大型巨人…
超大型巨人…

さらに、コラボ弁当を3つ購入して応募すると、ほっかほっか亭バージョンの「リヴァイ兵長フィギュア(お掃除版)」が、抽選で50名にプレゼントされるとのこと。はたきも似合う兵長のスペックが素晴らしい。さすが兵長だ。

兵長、こんなところで何を!
兵長、こんなところで何を!

今回のコラボ弁当は3月26日までの期間限定で販売される。胃袋を捧げる勇気のある人はチャレンジしてみてはいかがだろうか。その際には、ぜひともこの細かすぎる設定を思い出しながら食べてほしい。きっと作品の世界観を堪能できることだろう。と、思いたい。