「麦のワイン」は、約10%というワイン並みのアルコール度数を持つビール。19世紀、寒冷でブドウの栽培が出来なかったイギリスが、フランスワインに対抗してつくったのが発祥なのだとか。ワインのように、年単位での長期熟成が可能とのこと。
「Barley Wine(大麦のワイン・悪魔)」は、通常の6倍量のホップと、約2.5倍の大麦麦芽を使って醸造されたビール。麦芽の濃度の高い部分だけを使用しているため、濃厚で蜜のようにとろりとした口当たりなのだそう。この“悪魔のワイン”はホップの特徴である鮮烈な苦みや、ハーブを思わせるフレッシュな香りを強く感じられるとのこと。熟成させればさせるほど、麦芽の甘みやドライフルーツのような香りを感じられるようになるのだとか。
一方「Wheat Wine(小麦のワイン・天使)」は、小麦麦芽を使用してつくられたビール。「Barley Wine」と比べて口当たりが柔らかく、まろやかな風味なのだとか。また、ビールの苦味の元になるホップの使用量も控えめなため、麦の優しい味わいを楽しめる“天使のワイン”となっているのだそう。