グルメが届く&プロセス楽しむ産直EC「nokNok」
グルメが届く&プロセス楽しむ産直EC nokNok

グルメが届く&プロセス楽しむ産直EC「nokNok」

音声や映像を通じて産直品などの作り手と出会い、さまざまなストーリーを学び、収穫やものづくりを遠隔体験し、自宅で味わう「時間(プロセス)」を楽しむ産直EC「nokNok(ノックノック)」がスタートしました。

nokNokサービスロゴ
モノでもコトなくプロセス(時間)楽しむ新しい形の消費

nokNokを立ち上げたのは水野恵輔(みずのけいすけ)さんと角野賢一(かくのけんいち)さんの2人。大手飲料メーカーの伊藤園から独立しスタートアップに飛び込みました。

角野賢一さん(左)と水野恵輔(右)さん
nokNokを立ち上げた角野賢一さん(左)と水野恵輔(右)さん


サービス第1弾として長崎県・対馬の漁師さんと出会い、一緒に漁に出て魚を釣り、その魚を食べる体験ができる企画「YOUR FISH」をスタート。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」から購入できます。

nokNok第1弾「YOUR FISH」
第1弾は対馬の漁師さんと出会う「YOUR FISH」


音声と映像を通じモノの背後にあるストーリーを味わう産直EC

モノ消費からコト消費へのシフトが話題になるなか、体験や経験に軸足をおいたサービスが増加しつつあります。しかし利用するためには物理的な移動を伴うケースが多く、また提供される数にも制約があり、多くの人が利用するにはハードルがある状況です。

nokNokはそうした課題に対応すべく作られたEC。モノ(商品)の産直と、それにまつわるコト(ストーリー・体験)が音声と映像による没入型コンテンツとして組み合わせられた新しい消費の形=プロセス(時間)消費が提案されています。

実際にモノが届く前に、それを生み出す作り手と出会って交流し、モノにまつわるさまざまなストーリーを学び、実際に自身が収穫やものづくりをおこない、それを調理し、味わうといった一連のプロセスを、日本全国どこででも多くの人が体験可能です。

nokNokサービス説明図
nokNok体験の流れ

nokNokのコンセプトは「TASTE YOUR STORY」。5つのステップで楽しめます。

1.出会う
モノの作り手やそのモノが生み出される場所と出会う

2.知る
作り手やそのモノの背景をさまざまなストーリーとともに学ぶ

3.遠隔体験する
実際にモノの収穫や創作の現場を体験する

4.届く&味わう
実際に収穫されたモノが自宅に届き、それを味わう

5.体験を分かち合う
友人や家族にギフトやおすそわけをシェアする

「1.出会う」から「2.知る」までのステップは主に音声コンテンツで体験できます。その上で「3.遠隔体験する」のステップで、収穫や作品制作といったモノが生まれる瞬間をライブ配信などの臨場感あふれる映像で体験できます。その後実際に遠隔体験の中で収穫、創作されたモノが自宅に届き、調理して味わったり、実際に利用したりできます。

ひとつの取り扱い商品について平均45分の没入型音声コンテンツ4本と、ライブ中継型映像コンテンツでストーリーが準備されます。これらは平均1か月かけて連続ドラマのような形で毎週配信され、前の週のコンテンツの最後に提示される選択肢に回答することで、参加者ひとりひとりで違ったコンテンツ、ストーリーが紡がれることになります。

nokNokを立ち上げたのは伊藤園から独立した水野恵輔さんと角野賢一さん

nokNokを立ち上げたのは伊藤園を2022年12月に退職、起業した水野恵輔さんと角野賢一さんです。

水野恵輔さんと角野賢一さん
nokNokを立ち上げたのは伊藤園から独立した水野恵輔さんと角野賢一さん

伊藤園時代の角野さんは米国サンフランシスコ、シリコンバレーで現地IT企業に「お~いお茶ブーム」を起こし、日本ではお茶に関するWebメディア「CHAGOCORO」を展開。水野さんは経営企画部門に属し、赤字続きの子会社を3年で再建しました。

その2人が独立しnokNokを立ち上げようと思ったのは、世の中の消費がここ20年のECの発展でより早く、安く、便利になり、物のライフサイクルが短くなり、日々の「買う→食べる(使う)→捨てる」の目まぐるしい繰り返しの中で消費そのものに対する価値が大きく薄れつつある、と感じたから。

一方で2人は伊藤園時代にお茶を通じて消費の現場にかかわり、生活者が求めるのは必ずしも「早い・安い・便利」だけではないと実感したといいます。そこでnokNokでは、時間をかけて味わう新しい消費の形が提案されています。「早い・安い・便利」に逆行する「日本一時間がかかるEC」とも言えるかも、とのこと。

【会社概要】
商  号:nokNok株式会社
設  立:2023年1月27日
所 在 地:東京都杉並区永福3丁目54-4カワセ本店ビル207
代 表 者:水野恵輔、角野賢一
事業内容:nokNokプラットフォームの制作・運営

nokNok第1弾は「YOUR FISH」

nokNokの本格的な立ち上げに先立ち、第1弾として対馬の漁師 銭本慧(ぜにもとけい)さんを作り手に迎えた「YOUR FISH」がクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で販売開始されます。

YOUR FISHイメージ
対馬の漁師さんと出会う「YOUR FISH」が「CAMPFIRE」で販売開始

銭本さんは、長崎県の北部に位置する対馬、その北東部に位置する、わずか9世帯の田ノ浜集落で日々魚に向き合う漁師。東京大学大学院修了後、長崎大学の研究員などを経て対馬に移住し、漁をしながら魚の加工を手がける日々を過ごしています。県外ではなかなか流通しない対馬ならではの魚を最高においしく味わえる状態で加工し、全国に届けるという試みで世界から注目を集めています。今回届けられるのはそんな魚にまつわるストーリー。

対馬の漁師 銭本慧さん
「YOUR FISH」の作り手は対馬の漁師 銭本慧さん

今回は銭本さんと魚にまつわるストーリーが4回に分けて音声コンテンツとして配信されます。なぜ東京大学の研究者を辞めて漁師になったのかといった身の上や、自然環境やSDGsについての学びにつながる話、そして魚や釣りに関する話、知られざる対馬の魅力的な観光情報など。その後は銭本さんと一緒に実際の漁に出るようすが映像コンテンツとして配信され、釣り上げられた魚を購入し、誰かにおすそわけすることも可能です。魚を調理するためのレシピも付いてきます。

YOUR FISHのストーリーイメージ
対馬の漁師と魚にまつわるストーリーを体験できます

費用は「音声×動画コンテンツ体験」が3,000円、「音声×動画コンテンツ体験及び対馬の絶品魚1.0~1.5kg」が8,000円などとなっています。

対馬で釣れた魚のようす
対馬で釣れた魚を購入・シェア!

釣れた魚で作られた料理
銭本さんが釣った魚で作った料理

産地ならではの体験や知識とともに産直品を入手し、さらに誰かともシェアできる新しい取り組み。気になったらぜひチェックしてみてくださいね!


情報提供:nokNok