ナカダのパン「佐野名物桜あんぱん」

栃木県佐野市の「佐野名物桜あんぱん」を食べてみました。しっとりとしたこし餡(あん)を詰めたふっくらしたパンに、ふわっと桜の香りがついていて、昔ながらの「あんぱん」なのに春らしいお花見気分の一品です。

ナカダのパン「佐野名物桜あんぱん」

佐野市の「ナカダのパン」が作っている桜あんぱんは、土地の名物で、東北自動車道(東北道)のサービスエリア(SA)などを利用した人も見かけたことがあるかもしれません。

ナカダのパン「佐野名物桜あんぱん」
こんなチラシ入り

価格は3個入りが495円(税込)などですが、通販の場合は別途送料がかかります。直販サイトからも注文できます。

ナカダのパン「佐野名物桜あんぱん」

あんぱんの「へそ」の部分に桜の花びらがうずめてあって、薄緋色がちらりとのぞいていて、鼻を近づけると春らしいやさしいにおいがします。さらに、あんぱんを詰めた袋の中には桜の葉が一枚敷いてあって、そちらもパンにふわっとした移り香をつけています。

ナカダのパン「佐野名物桜あんぱん」

パン生地は特別なところは何もないようですが、とてもふっくらしていて、ほのかにしっとり感も。米麹と炊いたごはんを混ぜ合わせ発酵させた酒種を使って、風味がつけてあります。

外側のこんがり狐色になった部分も、内側の真白でやわらかな部分も、いかにも昔ながらのあんぱんという表現がぴったりくる焼き上がりです。

ナカダのパン「佐野名物桜あんぱん」

中のこし餡は味が濃くなめらかな食感で、甘さとコクが強いしたてです。煮詰める工程はナカダの自社工場で行っていて、甘すぎない配合にし、何個でも食べやすいように調整しています。

ただ、確かにパン1個1個は小ぶりですが、それぞれ餡が相当にずっしり詰まっているので、1度に1個でもだいぶお腹にたまります。なおしっとり感が強めなので、飲み物なしでも楽しめますが、やはり熱い日本茶があるとベター。

ナカダのパン「佐野名物桜あんぱん」

小さくカットすれば、桜の花とこし餡の色のコントラストを眺めながら、ちょっとしたスイーツ感覚でも楽しめるので、複数人でのシェアにもよさそうです。