松屋の「創業ビーフカレー」を食べてきた。牛バラを多めに使っているが、かなり煮くずれ、なかばルーに溶けてひとつになっており、どこからがカレーでどこからが肉かわからないほど。その分、全体に濃いうまみがある。
価格は並盛が490円(税込)。メニューの説明によると、カレールーに対して牛肉を20%以上使っているとのこと。ただしチキンカレーのようなゴロゴロの塊を期待していると、ほとんどがルーに溶けているので肩透かしを食う。
ちょっとさみしい気持ちでご飯と一緒にスプーンですくって口に運ぶと、すぐにビーフらしい風味がしっかりして、今度はなんだかうれしくなる。よく火を通したタマネギの甘味もしっかりあって、辛さはあくまで肉のうまみを引き立てる要素になっている。牛肉と日本のカレーは、いつでも最強の組み合わせだなと感じられる相性のよさ。
ボリュームは十分だが、やはり具材が欲しいという人は、200円高いハンバーグビーフカレーか牛めしのアタマを載せたカレギュウがある。追加で110円のソーセージエッグを足すのもありだ。