松のや「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食」
“煮込み”という名前だけど、かつはサクサク

松のや、松乃家、チキン亭で販売中の「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食」を食べてみた。歯ざわりのよいカツに、ちょっとエキゾチックな辛さが合わさってご飯が進み、腹の底から温まる。

旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食は2月初旬から販売開始した季節限定の献立で、かつの入った鍋にご飯とみそ汁がついて650円(税込)。


松のや「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食」
寒い日にがっつり食べたい

名前からして「かつ煮」のような料理を想像したが、実際出てきたものを見ると、卵とじではなく、鍋の底に極細の千切りキャベツを敷いたうえでダシをそそぎ、その上に揚げたてのロースかつをのせ、さらにみそダレと青ネギ、ゴマをかけてしあげてある。東海地方の「みそかつ」を鍋にしたような印象だ。

ロースかつはあまり煮込んだ感じではなく、ころもはサクサクしている。まずはひときれかじってみると、みそがふくいくと香る、だけではなく、コチュジャンを使った韓国料理のような辛さと風味が合わさって濃厚。ご飯がとても進む。

松のや「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食」
みそダレはピリ辛

ちなみに半熟の卵が添えてあり、箸で黄身の部分を割って、かつをつけて食べると、よりまろやかな舌ざわりが楽しめる。

松のや「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食」
半熟の卵を割って

松のや「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食」
黄身をつける!

鍋に入ったダシは千切りキャベツがまるでスポンジのようによく吸っているので、これを箸でつまんでそのまま食べてもよし、かつと一緒に味わってもよし。

松のや「旨辛味噌煮込みロースかつ鍋定食」
ダシを吸った千切りキャベツがうまい

食べ終わる頃には腹の底から体が温まる。暖房が利いている店内だと、ちょっと汗ばむほど。寒い日にがっつり食べたくなるメニューだった。