とらや「あずき茶」
あずき茶。材料はあずきだけ

とらやの「あずき茶」は甘い小豆(あずき)の香りが強く、こくを感じる風味。だが無糖だ。お店で缶入りを1本から買える。ヨウカンのおともにぴったり。ほかの和菓子や、単品で飲んでもおいしい。

あずき茶は名前の通りあずき色の缶に入っていて、容量は175g。販売価格は162円(税込)。材料は北海道産のあずき、のみ。


グラスにそそぐと濃い赤褐色はまるでワインのよう。一口飲んでみると、強いあずきの香りがする。あん好きなら気に入る風味。しかもくせがない。カロリ―量は1.75kcalだから食べ過ぎを気にする人も罪悪感なしで楽しめる。

とらや「あずき茶」のイメージ
ワインみたいな赤褐色

はじめ後味にほのかな甘さを感じたように思うが、二口目でまったく甘くはないのが確かめられる。和菓子に慣れた舌が、匂いから錯覚してしまったようだ。

三口目で別のものを連想する。お赤飯に入っているあずき。あの香り高い豆をかんだ時の味だ。そう考えると和菓子ではなく、あずきそのもののエッセンスを飲んでいる気がしてくる。

よく舌でころがすと、ほのかな渋みもあるように思うが、日本茶の成分などはまったく入っていない。けれどお茶として楽しめるような、さっぱりした飲み口ではある。とらやのややお高いヨウカンでなくとも、近所で買えるキンツバやだいふく、どら焼きなど、あんが入っているお菓子なら何でも合いそうだ。

ちなみに冷たいまま飲んだが、レンジ対応の器に移して温めても匂いが立っておいしいかもしれない。