横浜土産として名高いありあけの『ハーバー』。船のかたちを模したケーキで、薄くソフトなカステラ生地に餡が包まれている。
先日、池袋駅の東武百貨店B1Fにある「全国銘菓撰」で5種のハーバーを見つけたので購入。食べ比べ、筆者の独断でランキングを作ってみた。
■ 横濱ハーバー ダブルマロン
エントリーNo.1、「ありあけ 横濱ハーバー ダブルマロン」。薄くソフトなカステラ生地で、刻んだ栗と栗餡をやさしく包み込んだケーキ。価格は1個165円(税別、以下同じ)。パッケージには船と港町横浜を愛する柳原良平画伯のイラストが。描かれている船は「クイーン・メリー2」で、2009年3月、横浜港に初入港した客船なのだとか。
甘みの強いカステラ生地の中には、ほっくりとした栗餡がたっぷり。所々に刻まれた栗があらわれるため宝探しをするような気持ちで楽しめる。
ただ甘いだけではなく栗と生地のバランスが程よく、ざらりと溶けていく栗餡の風味も◎。栗好きならば食べて損のない菓子だ。
■ ハロウィンハーバー
エントリーNo.2、「ありあけ ハロウィンハーバー パンプキン」。刻んだかぼちゃと熊本県産万次郎かぼちゃを使用したパンプキン餡をブレンドした”特製万次郎かぼちゃ餡”が包まれたケーキ。秋限定。価格は1個165円。特製万次郎かぼちゃ餡のおいしさよ!しっとりと柔らかく口の中に広がる味わいは、まるで茹でたかぼちゃをそのまま食べているかのよう。刻んだかぼちゃのころんっとした食感もいいアクセント。
■ 黒船ハーバー
エントリーNo.3、「ありあけ 黒船ハーバー チョコバナナ」。バナナペーストが練りこまれた“特製チョコバナナ餡”がブラックココアパウダー入りのカステラで包まれているお菓子。価格は1個165円。船のイラストは、「ポーハタン」で1853年に日本へやってきたアメリカの蒸気船。乗っているのはペルリ提督とのこと。
“チョコバナナ”というからにはわりと甘いのかと思いきや、ブラックココアパウダーが使われた生地は香ばしくもほろ苦いテイスト。噛むと餡からふわりとバナナの香りが立ち上る。口の中に残るココアの風味がいいね。
■ 横濱ハーバー ミルクパンプキン
エントリーNo.4、「横濱ハーバー ミルクパンプキン」。熊本県産万次郎かぼちゃを使用したパンプキン餡を練乳とはちみつを入れた生地で包み、しっとり焼き上げたケーキ。熊本震災支援商品で、パッケージにはハートを抱いたくまモンが。価格は1個100円。「ありあけ ハロウィンハーバー パンプキン」にミルクのコクをプラスした感じ。正直それほど大きな差は感じられなかったのだが、こちらの方が飲み込んだ際、喉の奥にほんのりまろやかさが残るような…?これは練乳の風味なのだろうか。
■ ポケモンハーバー
エントリーNo.5、「ありあけ ポケモンハーバー ミルクレモン」。練乳とはちみつを入れた生地で、レモンピール入りのレモン餡を包みこんでいる。価格は1個125円。噛むと同時に、ぱっと弾けるレモンのさわやかな香りに驚き!すごい、めっちゃレモンだわこれ。レモンの自己主張が少々激しめだが、後からやってくるミルクの風味がいい感じで全体をまとめあげている。クセになる一品。
■ 結果
5種全て食べ終えた結果、筆者が選んだ美味いフレーバートップ3はこれ!1位 横濱ハーバー ダブルマロン
2位 黒船ハーバー チョコバナナ
3位 ポケモンハーバー ミルクレモン
3位はパンプキンと悩んだのだが、食べた瞬間の新鮮なレモンの風味が印象深かったポケモンハーバーの勝利。なお、繰り返すようだが筆者個人の好みによるランキングのため気になる方は自身の舌で確かめることをおすすめする。
なお、店舗で扱われるフレーバーは時期によって異なるとのこと。欲しい味がある際は販売されているか確認してからにしよう。