北海道・苫小牧 名菓「よいとまけ」
1953年に発売されて以来、半世紀以上も愛され続けている北海道・苫小牧の名菓「よいとまけ」。お菓子メーカーの三星(みつぼし)から販売されているものです。ふんわりしっとりした生地に、北海道ならではのハスカップジャムを合わせたロールカステラ。ジャムは中に抱き込まれているだけでなく、表面にもたっぷりと塗られています。その素朴ながらも親しみやすい味に、一度食べるとハマってしまう人が続出中!
日本一食べにくい
そんなよいとまけの特徴のひとつが、自他ともに認める食べにくさ!“日本一食べにくいお菓子”とも言われているんです。その理由が、表面に塗られたハスカップジャム。ぺたぺたして切りにくい上に食べにくいんですよね。ベタつかないようにオブラートで包まれているんですが、これが引っかかってうまく切れません。今はあらかじめ7切れにカットして販売されているので切りにくさは解消されましたが、食べようとするとフォークがオブラートに絡まったり、オブラートがぺろんと皮ごと持って行ってしまったりと、食べにくさは健在。まあでも、食べちゃえばおいしいのでそのへんはもうご愛嬌です!
「よいとまけ」の味は?
ハスカップの、みずみずしくて酸味のきいたさわやかな甘みがしっかりと味わえます。ラズベリーともブルーベリーともちょっと違うハスカップの味って、道外の人間にはやはり新鮮ですよね!じっくり煮詰めたハスカップジャムの甘酸っぱくてジューシーなおいしさと、しっとりと口どけのいいスポンジ生地のほのかな甘みが口の中で重なります。あと味もスッキリしておいしい!
ハスカップの果肉も入っていて、ときどき「くにっ」と歯ごたえが。ジャムよりも濃い味が広がってラッキーな気持ちになれます。カステラが溶けたあとにシャリッと感じる歯ざわりは砂糖でしょうか。
「よいとまけ」どこで買える?
食べにくさも含め、多くの人から愛されるよいとまけ。北海道内にある三星のお店やオンラインショップで販売されているほか、北海道以外の地域でもデパートやスーパーの物産展で買えることがあります。価格も1本680円(税込)と手を出しやすいので、まだ食べたことのない方は一度試してみてはいかがでしょうか!