スモアといえば、焼いたマシュマロをチョコレートとともにクラッカーで挟んだアメリカのお菓子。これのアイスとなると、表参道のドミニクアンセルベーカリー トウキョウで提供されている「Frozen S'more(フローズン スモア)」を思い浮かべますね。味も近いものがあるんでしょうか?
さて、センタンのスモアは、“マシュマロ風アイス”をチョコアイスとミルク味のアイスで包み、さらに“こげ風味コーティング”で包んだもの。種別はラクトアイスです。
こげ風味コーティングというものには初めて出会いましたが、スモアといえば火であぶって食べるもの。ドミニクアンセルベーカリーでもガスバーナーで豪快にあぶっていましたしね。きっとこれをイメージしているのでしょう。
パッケージから出してみると、スモアはオレンジ:白が5:1ぐらいの割合で構成されたバーアイス。オレンジ部分がどうやらこげ風味コーティングのようです。
なお、先端には謎の丸い点が2つ、目のように並んでいてちょっとドキドキしました。なにか円筒状のものが中に入っているんでしょうか?だとしたら、カットすると断面も同じように目になるはずですよね(金太郎アメの原理)。
というわけで、カットしてみましょう。いったい何が出てくるんでしょうか。
何も出てきませんでした。どういうこと?私だけにかけられた呪い?
気を取り直して、味のレビューに移ります。断面からもわかるように一番外側はこげ風味コーティング、その内側はミルク味のアイスとチョコアイスが重ねられていて、真ん中のコア部分がマシュマロ風アイスになっています。
かじってみると、サクッとした歯ごたえとともにミルク風味がなめらかに広がり、甘いチョコアイスがトロッと溶け出してきました。チョコはアイスというよりソースのようなとろける食感です。そして最後まで舌に残るのが、もったりとした口どけのマシュマロ風アイス!
コーティング、チョコアイス、ミルクアイスはすべてふわっと一瞬で溶けていくのに、マシュマロ風アイスだけはモッチリとして、溶けるのが少々もたつきます。マシュマロをそのまま凍らせたらこんな感じかな?というくらい強いマシュマロ感、すごく新鮮でした。
なお“こげ風味”に関してはちょっとよくわからなかったのですが、しいて言うならカラメルのような香りがした気もします。いずれにせよ、このほんのりとした何かしらの香ばしさが、中のアイスをよりおいしく感じさせてくれているのでしょう、きっと。
ドミニクアンセルベーカリーで食べたフローズンスモアよりも日本人向けなのか、甘さは控えめでした。冷たくさっぱりと味わえるスモアアイス、確かにこれは「some more!(もっとちょうだい!)」となってしまいますね。季節は冬に向かう途中だけれど、早くも夏のキャンプファイヤーが恋しくなってしまっているという人は、ぜひ食べてみてくださいね!