オーガニックでおいしい「BAREBURGER(ベアバーガー)」

◆“エコでおいしい”ハンバーガーショップ

BAREBURGER(ベアバーガー)は、健康志向のニューヨーカーから絶大な支持を得ているグルメハンバーガーレストラン。ミシュランにも掲載されています。キーワードは「エコ」「オーガニック」。味やボリュームはもちろんのこと、“体にやさしく、おいしいグルメバーガー”として支持を得ているといいます。店名の“BARE=ありのままの”にも、その思いがこめられています。

2009年に米国ニューヨークにオープン。北米を中心に28店舗が展開されており(2015年10月時点)、7月には日本にも上陸しました。

◆行ってみた

筆者は、タイムズスクエアの近く、46STREETにある店舗を訪れました。平日の17時半頃だったのですが、カジュアルダイニングのような店内は客席は半分くらい埋まっていました。お客は若い世代が多いものの、家族連れがいたり、一人でハンバーガーとビールを楽しむ中年男性がいたり。さまざまな客層に支持されているようです。

◆メニュー&食べてみた

同店のハンバーガーは、具材を自由にカスタマイズできます。例えばメインのパティは、牛肉、鶏肉、羊肉、ターキー、イノシシ、シカ、ベジタリアン向けのパティなどから選べます。また4種類あるバンズの中にはグルテンフリーのものがあったり、野菜も14種類用意されていたりと、“健康”へのこだわりが垣間見えます。また、すでに組み合わせてあるものもあり、そこから「ソースだけコッチに」などとアイテムを変更することも可能。

筆者は、店員さんに「よくあるチーズバーガーだから初めてならおすすめですよ」とニッコリ言われた「THE STANDARD」をオーダーしました。バンズ=brioche bun、パティ=beef、チーズ=colby、野菜=stout onions&dill pickles、ソース=special sauceの組み合わせ。さすがはレストラン、きちんと“できたて”感のある、縦にボリューミーなハンバーガーが出てきました。

まず、パティがものすごくおいしい! ぎゅぎゅぎゅっと詰まっていて、ミディアムな焼き具合もグッド。口の中に、じんわりと肉のうまみが広がります。またチェダーほど味が強くないコルビーチーズ、さっぱりとしているのに味の濃さが絶妙なピクルス、ケチャップとマヨネーズを混ぜたような味のソース、甘く炒められたタマネギ…素材それぞれがパティの味をうまく引き出しています。またfrench fries(フライドポテト)は、細切りの皮付きタイプでした。ちゃんとジャガイモの味がするし、サクサク&ホクホク! 遺伝子組み換えでないキャノーラ油で揚げてあるそうです。さらに、卓上のケチャップとマスタードも、健康によい材料を使っているというSIR KENSINGTON'Sのものでした。

ハンバーガー以外にも、みんなで分けられる大皿のポテトやサラダなどもあるのがレストランらしいところ。アルコールメニューも充実していて、ハンバーガーを食べているあいだも、時おりシェイカーを振る音が聞こえてきました。

ベアバーガーは、“オーガニック”や“エコ”というコンセプトに重点を置いています。そのため、日本で展開されているメニューは、日本で手に入れられる食材を使用。コンセプトは共有されているものの、メニュー構成は独自のものでした。今後、銀座に国内2号店の出店が予定されています。オーガニック派は要チェック!

ちなみに、日本ではめずらしいサツマイモのポテトフライ、筆者個人的にはおすすめです。