オープンが待ちきれない!NY生まれの「Shake Shack(シェイク・シャック)」

◆ ファストフード感覚で食べられる“高品質”バーガー

米国ニューヨークで生まれた「Shake Shack(シェイク シャック)」。若者を中心に絶大な支持を誇り、行列が絶えない人気店です。2015年11月には、待望の日本上陸を果たします。

ウリは“品質の高さ”。例えば、ハンバーガーのパティやホットドッグのソーセージに使われる牛肉は、ホルモン物質や抗生剤を与えずに育てられた“100%自然な”アンガスビー フ。基本的にミディアムに焼き上げる、というのもこだわりのひとつです。またフライドポテトのジャガイモは、人工の添加物を付与していない、ユーコンゴールドポテトというジャガイモ(カナダ発祥で、アメリカではメジャーなのだそう)を使用。さらにアイスクリーム(フローズンカスタード)も“自然に”育てる酪農家から仕入れた牛乳を使うなど、徹底的に原材料にこだわっているのです。この品質へのこだわりが、ニューヨーカーをはじめ、世界中にファンができる要因のようです。

◆ どの店舗も大行列!

筆者は、NYにあるMADISON SQUARE PARK(マディソン スクエア パーク)の店舗を訪れました。ここは、同店が初めてホットドッグカートを出した“始まりの場所”でもあります。公園の一角にある店舗には、およそ60人が並んでいました。

ちなみに、タイムズスクエア近くにあるTheater Districtの店舗は日中も深夜も大行列。Upper West Sideの店舗も、コアタイムではないのに満席でした。ジョン・F・ケネディ空港では、早朝からハンバーガーを求める人の姿が。“NYで大人気”というの は本当だったようです。

◆ メニュー&食べてみた

看板メニューはShackBurger(シャック バーガー)。このほか、スモークベーコンを合わせた SmokeShack(スモーク シャック)など、ハンバーガーは計5種類あります。また、ホットドッグ、サイドメニューのフライドポテト、シェイクやアイスクリーム、そしてドリンクがラインナップされていました。筆者はシンプルに、シャック・バーガーのシングルと、フライドポテト、ビールを注文。会計はしめて14.85ドルでした。

シャック バーガーは、片手でも持ちやすい大きさで、バンズにチーズ、スライストマト、レタスとソースを合わせただけと、いたってシンプルなつくり。色鮮やかな野菜はハリがあって、新鮮さを感じます。ほんのり甘みを感じるバンズは、ふわりと優しい口どけ。そこにパティから染み出る肉の旨みがしみこみ、チーズのコクとソースもあわさって見事なハーモニーを奏でています。イヤミが全くなく、日本でこそ人気が出そう。またカリカリとクリスピーなポテトは、“ちゃんとジャガイモの味”がしました。ビールとの相性は抜群です。油の質がいいのか、もたれるような脂っこさは感じません。どれもが、行列ができるのも納得の味わいでした。

シェイク シャックはアメリカを飛び出し、中東、イギリス、トルコにも出店。計70店舗以上(2015年10月時点)が展開されています。まもなくその仲間入りを果たす日本。新たなハンバーガーチェーンとして、日本にも定着するのでしょうか。