「元を取りたい」との思いからとかく食べ過ぎてしまいがちですが、その結果体調を悪くしたり、食べ過ぎた罪悪感にさいなまれてはむしろ損。「元をとる」=「たくさん食べる」ではなく、「晴れやかな気分で席を立てる」と考えるのがポイントです。これまであまたのバイキングで失敗を繰り返した筆者が、その結果導き出したバイキング攻略法・120%満足する極意5か条をお教えいたします。
■ バイキングの極意5か条
◆ その1 まずはひと口ずつ--会場に入ったら深呼吸!
会場に入るとたくさんの料理が目に入り、テンションはうなぎのぼり。人によっては動悸がすることも。まずは深呼吸して心を落ち着かせ、会場の広さと料理の種類を把握しましょう。
お皿を取ったら、気になった料理をひと口ずつ盛ります。絶対にひと口ずつです。たとえ好物であっても、好みの味付けではない場合もあります。気に入ったらまた取りに来ればいいのです。胃袋には限りがあることを常に忘れずに。
また野菜など軽い料理から食べ始めると、お腹に優しく血糖値の急上昇も防げます。
◆ その2 水分は控える
水分は食事を通して1~2杯のお茶か水、またはスープ1杯程度にとどめるのが良いでしょう。なぜならお腹の中で食べものが水を吸い、かさを増やしてしまうからです。炭酸やお酒はとくに、純粋にバイキングの満足度を上げたいなら避けるのがベター。
◆ その3 主食もひと口ずつ
ピラフやパエリア、カレー、食べ放題のパンなど…。バイキングでは、主食も目新しいものがあり魅力的です。ですが、普通に茶碗1杯分食べるとなると、あっという間に満腹に。
おかず同様、主食も各種少しずつ盛り合わせ、茶碗1杯分くらいに調整するのがスマート。「色々食べた!」という満足感も得られます。
◆ その4 少しだけ残っている料理は様子見
大皿にあと少ししか残っていない料理は「キープしなきゃ!」と思いがちですが、少し待つと新しいものに取り換えられることも。できたてを食べたいなら、ぐっと我慢するのも一手です。ただし二度と登場しない可能性もあるので、諸刃の剣ともいえます。
◆ その5 自分流にアレンジ!
学生の頃、ファミレスのドリンクバーでオリジナルのミックスドリンクを作ったりしませんでしたか?せっかくさまざまな料理が並ぶバイキング、自由な発想の一皿を作って楽しみましょう。
筆者はこれまでにたこ焼きをトッピングしたカレーやナンのチョコフォンデュなどを作って楽しみました。注意点は、ちゃんと食べられるものを作ること。バイキングであってもできる限り残さず食べるのが大人のマナーです。
■ まとめ
コース料理がパッケージツアーだとすれば、バイキングは地図を持たずに旅に出るようなもの。決まった道筋や正しい指標などはなく、旅の終わりを決めるのも自分自身。数をこなすことで自分なりの極意を見つけるのも楽しみのひとつです。さあ、恐れずに料理の大海原へと漕ぎ出しましょう。