みんな大好き「カレーライス」。独自の進化を遂げた日本のカレーは、もはや国民食のひとつと言ってもいいんじゃないでしょうか。

そんなカレーですが、実は地域によって“定番の具”が違うということが判明。ソフトブレーン・フィールドが運営するポータルサイト「RECEIPO(レシーポ)」で実施された「全国ご当地カレー人気投票」で、ちょっとおもしろい調査結果が発表されましたのでご紹介します!


カレーの具の好みは地域によって違う?
カレーの具の好みは地域によって違う?

●カレーの具、人気No.1は「ポーク」

全国の男女を対象に、「我が家のカレーの具といえばコレ!」というテーマで人気投票を行ったところ、次のような結果となりました。

1位:ポーク(370票)
2位:ビーフ(267票)
3位:チキン(206票)
4位:野菜(119票)
5位:シーフード(28票)

全国で1番人気となったカレーの具は、3割以上の支持を得た「ポーク」。カレーには豚肉を使うというのが定番みたいですね。そういえば筆者が小学生のころ、キャンプで飯ごう炊さんをしたときに使っていた具も、豚肉・ニンジン・じゃがいも・玉ねぎだった気がします。

カツカレーもポークカレーに入りますか?
カツカレーもポークカレーに入りますか?

――が。地域別にみてみると、東日本がポーク一色だったのに対し、西日本は近畿を中心にビーフがもっとも人気ということがわかりました。三重県はポークが1位、滋賀県はビーフが1位となったことから、どうやらポークvsビーフの“境目”はこのあたりにあるようです。

地域ごとの具の好みをマップで見るとこんな感じ  (出典:RECEIPO)
地域ごとの具の好みをマップで見るとこんな感じ
(出典:RECEIPO)

ただし西日本の中でも、島根県、大分県ではチキンが1位。また、愛媛県では野菜が1位となったり、中国・九州地方の一部エリアでは同数1位の具がいくつかあったりと、西日本の全エリアでビーフがメジャーというわけではないようです。

ちなみに、京都府出身の人は「油揚げ」、茨城県出身の人は「納豆」、沖縄県出身の人は「スパム」を入れるなど、その地域ならではのご当地食材を使ったカレーを楽しむ人もいるみたい。

●我が家の“カレールウ”はこれ!

そしてもうひとつ、「我が家のカレールウはコレ!」というテーマで行われた人気投票は次のような結果に。

1位:ハウス食品「バーモントカレー」
2位:エスビー食品「ゴールデンカレー」
3位:ハウス食品「こくまろカレー」
4位:ハウス食品「ジャワカレー」
5位:江崎グリコ「2段熟カレー」

全体のおよそ24%の票を集めた人気1位のカレールウは、ハウス食品の「バーモントカレー」。リンゴとはちみつを使ったまろやかな味わいが特徴です。テレビCMでもよく目にしますし、聞きなれた商品名はやはり手に取りやすいですよね。

パッケージもおなじみだね  (出典:ハウス食品 公式サイト)
パッケージもおなじみだね
(出典:ハウス食品 公式サイト)

2位となった「ゴールデンカレー」は、吉田羊さんが出演しているCMで“香り”を推しているのが印象的。公式サイトによると、35種類のスパイス・ハーブを“絶妙なバランス”で組み合わせることで“黄金の香り”が生み出されているんですって。

パッケージの写真がすでにおいしそう  (出典:エスビー食品 公式サイト)
パッケージの写真がすでにおいしそう
(出典:エスビー食品 公式サイト)

2位と僅差で3位となったのは、“あめ色玉ねぎのコクのルウ”と“乳製品のまろやかルウ”の2種類のルウをブレンドした味わいが特徴の「こくまろカレー」。さらに4位にはローストオニオンやフライドガーリックを効かせた「ジャワカレー」、5位には“コクと香りの2段ルウ”でおなじみの「2段熟カレー」がランクイン。上位5位中、3つがハウス食品の商品という結果になりました。

みなさんの“我が家のカレー”は、どんな具やルウを使っていますか?