今や日本の“国民食”ともいわれるラーメン。各地域で独自に進化した“ご当地ラーメン”も数多く存在しています。

日本の“国民食”ともいわれるラーメン
日本の“国民食”ともいわれるラーメン

そんなラーメンを一番食べているのは何県民なのか?各県の人口に対するラーメン店の多さによる、“ラーメン大好き県民”ランキングが発表されました!

■ラーメン大好き県民ランキング 1位は山形県!

都道府県別に、人口10万人あたりのラーメン店数を調査したところ、以下のような結果が出ています。

1位 山形県 42店
2位 新潟県 33店
3位 栃木県 30店
4位 秋田県 30店
5位 北海道 28店
6位 福島県 27店
7位 長野県 27店
8位 徳島県 26店
9位 富山県 25店
10位 鹿児島県 25店

上位は暖色のエリア
上位は暖色のエリア

1位は山形県。2位以下を大きく引き離し、10年間不動のトップとなっています。そば処として知られる山形県ですが、多くのそば店ではそばやうどんと共にラーメンも提供されているんだとか。ご当地ラーメンなどのイメージがない山形県ですが、だからこそ地元に愛されるラーメンを各店が作り続けてきたのかもしれません。

2位は新潟県。県内やラーメンファンには“新潟5大ラーメン”が知られ、あっさりあり、背脂あり、生姜入りあり、濃厚味噌ありとバラエティに富んでいるのが特徴です。また独特の麺文化を持ち、海藻の“ふのり”をつなぎに使った“へぎ蕎麦”や、“イタリアン”と呼ばれる焼きそば風のスパゲティ等が親しまれています。

3位は栃木県。コクのある醤油味が特徴のご当地ラーメン“佐野ラーメン”が知られています。小麦の産地でもあり、手打ち麺が評判なんだとか。また市町村単位でみた場合、佐野市の人口に対するラーメン店数は全国1、2を争う多さとなっています。

一方、下位には大阪や兵庫をはじめとした近畿地方のほか、長崎県、神奈川県がランクイン。近畿地方はお好み焼きなどの“粉もの”文化が、長崎県はちゃんぽんや皿うどん文化が根付いているためでしょうか。“家系”横浜ラーメンを擁する神奈川が下位なのは意外かも?

■まとめ

今回のランキング上位には、東北や北陸など冬の寒さのきびしい地域が並びました。あたたかいスープに入った一杯のラーメンで体を温める。これらの地域ではラーメンブームなどとは関係なく、ラーメンが日常に必要なものとして溶け込んでいるのかもしれませんね。

※調査はNTTタウンページによる。2015年4月時点で、同社データベースの業種分類「ラーメン店」に登録されている件数を集計し算出された。