オーガニックにこだわるハンバーガーショップ、BAREBURGER(ベアバーガー)。2009年に米国ニューヨーク(NY)にオープンして以来、NYを中心に26店舗が展開されています。そのベアバーガーが日本上陸! 7月19日、東京・自由が丘にオープンします。

その情報をえん食べでご紹介したまさにそのとき、偶然にもNYにいた私(筆者)。日本へ来る前に本場(?)の味を食べたい!と、NYのベアバーガーに行ってきました!


NYのベアバーガーに行ってきましたよ!
NYのベアバーガーに行ってきましたよ!

私が訪れたのは、NY名物タイムズスクエアの近く、46STREETにある店舗です。店内は2階建てになっており、本格的なバーカウンターもあります。ハンバーガーショップというよりはカジュアルなダイニングといった印象。平日の17時半頃に訪れたところ、客席は半分くらい埋まっていました。

つい階段を上ってしまいそうになった…
つい階段を上ってしまいそうになった…
 
案内されたのは2階席。初めての来店であることを伝えると、笑顔がとってもキュートなお姉さんがメニューの説明をしてくれました。

2階から眺めてみます
2階から眺めてみます

同店のハンバーガーは、パティ、バンズ、野菜、ドレッシングなどを選んで、自分好みの味に仕上げることができます(アイテムによっては追加料金が必要)。例えばメインのパティは、牛肉はもちろんのこと、鶏肉、羊肉、ターキー、アヒル、イノシシ、シカなども用意されています。ベジタリアン向けのマメやキヌアを使ったパティも。もちろんすべてオーガニックです。また4種類あるバンズの中にはグルテンフリーのwrapped in collard greenなんてものがあったり、野菜も14種類あったりと、いったい何通りの組み合わせができるのでしょう!

しっかりカスタマイズしたい人は、店の外に掲出してあるメニューで予習しましょう(笑)
しっかりカスタマイズしたい人は、店の外に掲出してあるメニューで予習しましょう(笑)

でも、そもそも選択肢の単語を読むだけで時間がかかってしまうし、どの組み合わせがおいしいのか分からないよ…と思っていたら、ちゃんと組み合わせてあるハンバーガーメニューがありました。店員さんのおすすめは、THE STANDARD、COUNTY FAIR、HOG WILDの3つ。bison(水牛)とかwild boar(イノシシ)とか気になったけど、「よくあるチーズバーガーだから初めてならおすすめですよ」とニッコリ言われたTHE STANDARDをオーダーしました。

このメニューから「ソースだけ変えて」なんてのもOK
このメニューから「ソースだけ変えて」なんてのもOK

10分ほどして運ばれてきたハンバーガーは、直径はマックのバンズくらいで、想像していた大きな大きなアメリカンサイズよりは小ぶりでした。でも高さがあるぶんボリューミーです。

まさにいま重ねました!って感じの見た目
まさにいま重ねました!って感じの見た目

このハンバーガーのレシピは、バンズ=brioche bun、パティ=beef、チーズ=colby、野菜=stout onions&dill pickles、ソース=special sauceです。

焼いたバンズを重ねてあります
焼いたバンズを重ねてあります

これ、パティがおいしい。ぎゅぎゅぎゅっと詰まっている感じがして、見た目以上に食べ応えがあります。ミディアムな焼き具合もグッド。スパイスも濃すぎず、じわじわと肉のうまみを感じられます。

パティの焼き加減はいい感じのミディアム
パティの焼き加減はいい感じのミディアム

チェダーほど味が強くないコルビーチーズ、さっぱりとしているのに味の濃さが絶妙なピクルス(滞在中に食べたハンバーガーの中でいちばんおいしかった!)、ケチャップとマヨネーズを混ぜたみたいなソース、甘く炒められたタマネギ…それぞれがうまくパティの味を引き立てています。「ガッツリなハンバーガーはちょっと…」と思う人でも、食べやすいのではないでしょうか。日本でも人気となりそうな優しい味です。

また、サイドメニューで注文した、french fries(フライドポテト)は、細切りの皮付きタイプでした。サクサク&ホクホク!遺伝子組み換えでないキャノーラ油で揚げてあるそうです。

オニオンリングも食べればよかった
オニオンリングも食べればよかった

ちなみに、卓上に置いてあるケチャップとマスタードは、健康によい材料を使っているという、SIR KENSINGTON'Sのもののようでした。ラベルを見る限り、ケチャップはベアバーガー用のオリジナルなのかな?濃厚だけどさっぱりしていておいしかったです。塩も岩塩と、調味料までしっかりこだわっているのが伝わってきます。

クマが紳士になってます
クマが紳士になってます

ハンバーガー以外にも、サラダやみんなで分けられる大皿のポテト、オニオンリングもあるので、グループで行ってわいわい楽しめそう。そして、広い広いアメリカの各地で作られたビールもドラフトで飲めるし、カクテルメニューも充実しているので、お酒もしっかりと楽しめそうです。ハンバーガーを食べているあいだも、時おりシェイカーを振る音が聞こえてきました。ミュージカル観劇前だった私は、泣く泣くあきらめましたが…。

ああ、ビール…ビール……
ああ、ビール…ビール……

18時30分、お店を出る頃には、店内は満席でした。比較的若い世代が多いものの、家族連れがいたり、一人でハンバーガーとビールを楽しむ中年男性がいたり。タイムズスクエアに比べると人通りが少ない道にあるのですが、とてもにぎわっていました。

店名の“BARE”はBEAR(=クマ)ではなく“ありのままの”って意味だけど、レシートにもBEARがいました
店名の“BARE”はBEAR(=クマ)ではなく“ありのままの”って意味だけど、レシートにもBEARがいました

19日にオープンする自由が丘店では、日本限定の「黒毛和牛プレミアムバーガー」も登場するそうです。ほかにはどんなメニューが並ぶのでしょう。本場NYで食べたからこそ、日本の提供メニューが気になるぞ!