4月。街を歩くと、きちんとスーツに身を包んだ新入社員と見られる若者たちの凛とした姿が目に映る。通りがかりのスターバックスで、コーヒーを片手に真剣な表情で資料を読み込む彼らを見ると、かつての自分の姿と重なり思わず胸が熱くなる。

ところで、皆さまはご存知だろうか?今やスタバの代名詞といっても過言ではない冷たいドリンク「フラペチーノ」が、今年でちょうど“ハタチ(20歳)”を迎えたことを。そしてこれを記念し、北米エリアのスタバでは先日、限定フレーバー「Birthday Cake Frappuccino(バースデーケーキ フラペチーノ)」が発売されたそうだ。


フラペチーノ、お誕生日おめでとう!
フラペチーノ、お誕生日おめでとう!

スタバのフラペチーノは、今から22年前の1993年、猛暑を迎えていたアメリカ・ロサンゼルスで初めてその構想が浮かび上がった。2年のトライアルを経て1995年、ついにアメリカとカナダの全店でフラペチーノが解禁された際には、当初想定されていた週間売り上げ数を2倍上回る売れ行きだったとか。スタバにとっては嬉しい形で予想を裏切られる鮮烈デビューを飾って以来、世界中の店舗で愛される主力メニューのひとつとなっている。

今回、限定フレーバーとして登場したバースデーケーキ フラペチーノは、バニラビーンズにヘーゼルナッツを合わせたフラペチーノに、ラズベリー風味のホイップクリームをたっぷりトッピングしたもの。アメリカとカナダの店舗で、3月26~30日の5日間だけ販売された。

誕生日祝いの割には意外とシンプル?
誕生日祝いの割には意外とシンプル?

スタバの公式インスタグラムには、実際にバースデーケーキ フラペチーノを飲んだ人から「とっても美味しい!通年で販売するべきだわ!!」といったレギュラーメニューへの追加を希望するコメントもいくつか届いていることから、その味は20周年という節目に恥じない完成度の高さだったことがうかがえる。

せっかくならアメリカとカナダだけでなく、スタバの“北米エリア外 初出店”国である日本にもぜひ上陸させてほしいのだが…今のところそのような発表はないので、残念ながら期待はできないかもしれない。

ケーキみたいなリッチな味がするのかな?
ケーキみたいなリッチな味がするのかな?

が、もっか日本では新作となる“ヨーグルトフラペチーノ”が間もなく発売される予定。「リッチながらも夏らしい爽やかな味」に仕上がっているそうなので、これはこれとして楽しみだ。

これから気温もますます上がり、フラペチーノがますますおいしい季節がやってくる。

※画像の出典はすべて starbucks.com およびスターバックス公式インスタグラム