名前が「カラット」だけあって、2階建てのお店は外観も内装もキラキラゴージャス!その中にも、着物地、畳、盆栽、和紙などあたたかみのあるデザインが施され、“日本らしさ”を感じさせてくれます。
カラットが目指すのは、食材の「原石」を発掘し、それらが燦然(さんぜん)と輝ける“ステージ”となることなのだとか。そんなカラットのメニューには、北海道・羅臼の生産者から直接仕入れた蟹(いばら蟹、毛蟹、本ズワイ蟹)をはじめ、アワビ、フグ、ウニ、すっぽん、和牛など“ダイヤの原石”がずらりとラインナップされています。
●お店に行って食べて来た!
オープン当日、えん食べ編集部もお店におじゃまして、イチオシメニューをいただいてきました!
新鮮な蟹をこれでもか!と味わえる「スープたっぷり 毛蟹を包んだ蒸し餃子」(980円)や「毛蟹、タラバ、ズワイ、三種のひとくちクリームコロッケ」(1,180円)、新鮮で歯ごたえの良い生牡蠣を使った「オイスター&クラブシューター三種」(1,180円)など舌つづみ打ち鳴らしまくりの絶品料理が肩を並べる中、筆者が特に胸打たれたのが「タラバ蟹の生ウニのせ 和牛『元就』の炙り巻き」(2,480円)。
「タラバ蟹の生ウニのせ 和牛『元就』の炙り巻き」
炙ったタラバ蟹を広島血統和牛「元就」で巻き(!)、北海道産の生ウニをトッピング(!!)して仕上げられています。口に入れた瞬間、炙りタラバの何とも言えない香ばしさが広がり、噛むほどに蟹と和牛の旨み、程よい塩気、そしてウニの濃厚なコクが口の中いっぱいに充満。思わず言葉を失うほどの美味しさです…!
いうならばこれは、いろいろな人が集まる六本木という街を象徴するかのような味わい。この後の(料理との)出会いや素敵なハプニングを期待させてくれるような、夜特有の高揚感を高めてくれるような…そんな味がするのです。
1皿に盛られた高級食材のオンパレードにはじめはドキドキしますが、ぜひ思い切って一口で食べてみて!きっと次の瞬間には、口の中にきらめく“ギロッポンの夜”が広がることでしょう。
また、お酒を飲むならぜひ試してほしいのが「蟹爪酒」(1,000円)。肉厚な身がついたままの蟹の爪が入った熱燗です。一口飲むと、後からふわっと蟹の香ばしさと旨み、ほんのり磯の香りが鼻から抜けていきます。寒い冬に、これは沁みる…!
最後にもうひとつオススメしたいのが、お酒のシメにもぴったりな「すっぽんスープと本ズワイ蟹のだんだんワンタンメン」(1,280円)。滋養強壮に効果があるといわれる“すっぽん”をじっくりと煮込んだスープに、胡麻とほんのりゆずを加えて担々麺仕立てにしたものです。すっぽんの肉を包んだワンタンと、ズワイ蟹の身が合わされています。
すっぽんと蟹のダシがダブルで溶けこんだ贅沢なスープに、まろやかな胡麻の風味が加わって濃厚なのにやさしい口あたり。すっぽんの臭みはなく、最後まで飲み干したくなる美味しさです。
細めでさっぱりとした麺とのバランスもよく、ピリッと喉をつつく辛みが後を引いて、ツルツルっとあっという間に完食できちゃいます。
メニューにはこのほかに、何とも豪華絢爛でバブリーな海鮮盛り合わせなども用意されています。どれもこれも、まるでダイヤモンドのような輝き!
最近お疲れ気味で、ちょっと元気を出したいな…なんていう人は、カラットで宝石のような絶品料理を食べて、キラキラ輝くアフターファイブを過ごしてみるのもいいのでは?
店舗所在地は、東京都港区六本木6-1-6。営業時間は24時間、年中無休です。
※表記価格はすべて税別