シンプルな原材料から作られるポップオーバーは、クリームを合わせたりハムを挟んだりとアレンジ自在。作り手やお店によって、さまざまな味わいに変化するのです。というわけで、今回は都内でポップオーバーの食べ比べをしてみました!
●デニーズ「青森県産ふじ林檎のポップオーバー」
この冬の新作デザートとして、12月2日に発売された「青森県産ふじ林檎のポップオーバー」(496円)。カットされたフレッシュリンゴやリンゴ果肉入りのリンゴアイス、煮リンゴなどが添えられた、まさにリンゴづくしのメニューです。
ひんやり冷たいポップオーバーは、サクサクッと香ばしいクッキーシューのよう。生地には粉チーズが練り込まれているそうで、後からほんのり塩気とコクが追いかけてくるという技アリの美味しさ!
また、“カップ型”のポップオーバーの中にはリンゴのクリームも入っています。濃厚だけれど甘すぎず、アップルパイのような風味が生地と絶妙にマッチ。シナモンの香りと、しゃりしゃりとしたリンゴの食感もアクセントに効いています。
なお、デニーズからはこのほかにも、抹茶アイスに白玉とあずきをトッピングした「抹茶とあずきのポップオーバー」(529円)も販売されています。和スイーツ好きの方はぜひ試してみて。
●フレッシュネスバーガー「ポップオーバー」
もうひとつ身近なところで、フレッシュネスバーガーでもサイドメニューとして「ポップオーバー」(248円)が販売されています。別添えのクリームとともに提供されます。
サクサク感が強かったデニーズのポップオーバーに比べ、フレッシュネスのポップオーバーの生地は、ふんわりモチモチ。ホイップをつけて食べると、本当にシュークリームのような味わいが楽しめます。
とはいえ、生地自体には塩味が効いていてほとんど甘くなく、サッパリと食べられるのがポイント。これならスイーツとしてだけでなく、スープなどと合わせても間違いなく美味しいでしょう。スープとセットにできるモーニングセットもあるので要チェック!
●シナモンズ レストラン「スモークサーモン&BLT」
ハワイアンカフェ Cinnamon's Restaurant(シナモンズ レストラン)表参道店でも、10月からの新メニューとしてポップオーバーが提供されています。フルーツとアイス、ホイップなどをトッピングした「シナモンズスペシャル」(1,200円)と「スモークサーモン&BLT」(同1,000円)の2種が用意されていますが、今回はあえて“食事系”の「スモークサーモン&BLT」をご紹介。
スモークサーモンとクリームチーズを合わせたポップオーバーと、BLT(ベーコン・レタス・トマト)サンド風ポップオーバーの2つがワンプレートに。どちらも片手でギリギリ持てるくらいのビッグサイズです!これはお友達とシェアしてもいいかもしれません。
デニーズやフレッシュネスのポップオーバーがスイーツ寄りだったのに対し、シナモンズのポップオーバーはもっとパンに近い味だなと感じました。そのため、別添えで提供されるオリーブオイルとの相性も抜群です!サクッとした食感の後にしゅわっと軽い口あたりで、小麦の香ばしさもしっかり感じられました。
●エッグセレント「スキレットスクランブル」
こだわりの卵を使った料理を提供する六本木の eggcellent(エッグセレント)でも、ポップオーバーが食べられます。熱々のスキレット(フライパン)のまま提供されるスクランブルエッグのメニュー「スキレットスクランブル」(税別1,400円~)です。
エッグセレントのポップオーバーも、スイーツというよりパンに近い味わい。外はサクサクと香ばしく、中はしっとりもっちりとした食感です。控えめかつ素朴な味わいで、スクランブルエッグやピリ辛ソースと一緒にほおばると、主役(卵)の美味しさが最大限に引き出されます。
と、今回は4軒をご紹介しましたが、このほかにもポップオーバーが食べられるお店は続々と増えているよう。デニーズやフレッシュネスは、もちろん都内以外にもお店がありますので、気になる方はぜひ試してみては?
ポップオーバーは、パンケーキやフレンチトーストのような主張の強さはないものの、甘いものにもしょっぱいものにも合わせられるシンプルな味が好感度大。これからの活躍にも期待できそうです!
※表記価格はすべて税込(税別表記のあるものは除く)