和牛を食べ比べできるグルメイベント「和牛万博2014」が、8月21日から9月1日まで大久保公園(東京都新宿区)で開催される。牛肉の人気店7店が出展しており、原価に近い“破格”で極上のブランド和牛を楽しめるそう。

えん食べ編集部は、開幕に先がけて開催されたメディア向け内覧会で、各店の味を堪能してきた。ぜひ来場される際の参考にしてほしい。


「和牛万博」で極上の和牛を堪能!
「和牛万博」で極上の和牛を堪能!

和牛万博は、日本が世界に誇る“和牛”の良さを知ってほしいと、今年初めて開催される。

そもそも和牛とは、明治以前から日本で育てられてきた肉専用種のことで、「黒毛和種(黒毛和牛)」「褐色(褐毛)和種」「日本短角種」「無角和種」の4品種だけが名乗れるというもの。通常の肉牛に比べて多くの手間と時間を費やして育てられた肉は、柔らかな肉質、きめ細やかでジューシーな舌ざわり、豊かな香りなどが楽しめるのだそう。

この高価な和牛ばかりを集めたのが今回のイベント。ろっきー、肉山、みんなの牧場、大安くらぶ、ミート矢澤、風来堂、金井牧場が、それぞれ自慢のメニューをかかげて参加している。

支払いはチケット制。1枚300円のチケットを事前に購入しておき、メニューごとに設定された枚数を渡す仕組みだ。ドリンクコーナーでは、チケットと現金を併用できる。

20枚買うと、少しお得になる
20枚買うと、少しお得になる

では、各店自慢のメニューを見ていこう。

大安くらぶでは、山形県産 A5 黒毛雌牛のリブロースステーキ(1日20食限定)と、同牛のステーキライスが販売される。リブロースステーキは、チケット12枚分と販売メニュー中最高額ながらも、食べる価値はある。ステーキライスは、たれ、肉、米の相性が抜群で、完成度の高い一品。炭水化物も欲しいという人は、ぜひ食べてみてほしい。

箸が止まらない「ステーキライス」
箸が止まらない「ステーキライス」

いわずと知れた行列店・ミート矢澤の看板メニューは、もちろんハンバーグ。鉄板で焼き目をつけたあとオーブンでじっくり焼き上げられる肉厚ハンバーグからは、肉汁があふれだす。ハンバーグ単品のほか、ステーキとのコンボも用意されている。

肉汁あふれる焼きたては格別
肉汁あふれる焼きたては格別

金井牧場では、ご当地バーガーの草分け「佐世保バーガー」が食べられる。和牛100%のハンバーグは190グラムあり、ボリュームたっぷり。また「和牛オムそば」は牛脂でいためてあるため、冷めても美味しいのだとか。米がすすむ「和牛焼肉弁当」も販売される。

ハンバーグは柔らかく、食べやすい
ハンバーグは柔らかく、食べやすい

肉山は、年内の予約はすでに一杯だという、“行きたくても行けない”人気店。短角牛100%のミンチ肉を使った「サルシッチャ」が販売される。赤色のタスマニア産マスタードとの相性は抜群だ。

脂身が少なく、肉肉しい
脂身が少なく、肉肉しい

ろっきーでは、特製のタレにつけて炙った黒毛和牛のロース肉たっぷりの“スタミナうどん”など、さまざまなメニューが販売される。塩でいただく「熟成和牛の塩メンチ」には、1か月間熟成した熊本県産黒毛和牛の肉が使われているそうだ。

炭焼きの肉だ!
炭焼きの肉だ!

風来堂で販売されるのは、岡山県で約200年前に誕生した日本最古の血統「千屋牛」。「千屋牛の串焼き」「千屋牛カレー」が用意されているが、串焼きはほとんど利益にならないほどの価格なのだとか。シンプルな串焼きは、みんなの牧場でも楽しめる。色々な種類を食べてみたいという人にオススメだ。

千屋牛の串焼き
千屋牛の串焼き

このほか、肉と合わせて楽しみたい野菜を販売する「八百松」や、かき氷店も出展している。かき氷も、“牛”にちなんでミルク味の氷で仕上げてあるもの。ふんわりとろける甘い氷は、デザートにピッタリだ。

一番人気はブルーベリー
一番人気はブルーベリー

入場は無料で、開催時間は11時~21時(ラストオーダー20時30分)。会場には900席以上が用意されており、うち700席には屋根もある。

きっと満員になるのだろう
きっと満員になるのだろう

まだまだ暑い日が続くが、たっぷりと肉を食べて夏を乗り切ってほしい。ビールと極上の和牛、最高だ。

夏のひとときを、極上和牛とビールとともに…
夏のひとときを、極上和牛とビールとともに…