500年近い歴史を持つ老舗和菓子店・とらや。実は1980年よりフランス・パリにも出店している。
そのパリ店限定の和菓子2品が、実は国内1か所でのみ販売中。東京駅と一体化した「東京ステーションホテル」の2階に位置する「TORAYA TOKYO」でだ。
(出典:東京ステーションホテル公式サイト)
近年では和洋折衷のスイーツを提供する「トラヤカフェ」なども展開するとらや。そのパリ限定商品とは…?気になる姿や味をご紹介。
とらや パリ店限定 和菓子
ポワールキャラメル羊羹
自家製のキャラメルを混ぜ合わせた羊羹に、洋梨のコンポートを入れたもの。コンポートは洋梨のブランデー“ポワールウィリアム”で香り高く仕上げられている。価格は486円(税込)。明るい茶色の羊羹に、透きとおる洋梨のコンポート。軽やかな見た目はまるで洋菓子。
口にすると、コンポートのシャキッとした食感とフルーティな甘みが広がる。さらにほろ苦くコクのあるキャラメルと羊羹の甘さとが絡み合い、追うほどに深まる複雑な味わいを奏でる。
和菓子らしさを残しつつ品よくまとめられたおいしさは、さすがとらやといったところ。洋梨と小豆がマッチした独特の風味がクセになる一品だ。なおこちらは併設カフェでイートイン提供もされている。
アールグレイ饅頭
ベルガモットの香りが特徴の紅茶“アールグレイ”を使った生地でこしあんを包んだ饅頭。フランスの人にもなじみ深い味を取り入れたのだとか。価格は411円(税込)。ひと口かじれば、その香り高さに驚くことだろう。まるでアールグレイ紅茶を飲んでいるかのような芳醇さ。紅茶フレーバーのスイーツは多くあれど、ここまでしっかり、しかも“本物の紅茶”を感じさせるものはなかなかない。
素朴な味わいの饅頭皮と、たっぷり詰まった濃厚な甘さの餡は相性ばっちり。シンプルなおいしさがアールグレイの香りを一層引き立てる。
フランスの人に向けた、洋テイストを取り入れた和菓子。やはりどこか国内向けの和洋折衷菓子とは違った味わいが楽しめた。
小形羊羹
またTORAYA TOKYOでは、東京駅舎をデザインした箱入りの「小形羊羹」も限定販売されている。価格は5本入り1,404円(税込)から。シックな駅舎のイラストがスタイリッシュで、かさばらないミニサイズが嬉しい。中身の羊羹自体はとらやの定番「夜の梅」だが、間違えのない東京土産として覚えておいて損はないだろう。
【TORAYA TOKYO】
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル2階
営業時間:10時~21時(日・祝は20時まで)
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1