1960年創業、神奈川県相模原市に工場を構えるオギノパン。ここで作られる“名物パン”のひとつが、職人が手包みで焼きあげる「丹沢あんぱん」です。
食べてみるとこれがとってもおいしい!薄い皮はしっとりむっちり、コクのあるうまみがぎっしり詰まったあんこと溶け合って、まるで和菓子のような味わい。コロンと手のひらサイズながらも食べごたえ満点です!あんぱん好きにはぜひ食べてほしい…!
◆いろんな味のあんこがぎっしり!
丹沢あんぱんは、オギノパングループが位置する丹沢山系にちなんでつくられたあんぱん。山をイメージしたという、こんもり盛り上がった形が特徴です。職人が手で包んで焼きあげるため、同じ形のパンは2つとありません。つぶあんやこしあんをはじめ、白あん、ごま、ゆず、くり、紫いも、かぼちゃといった8~10種類のフレーバーがラインナップ。今だと季節限定で、ずんだやれもんも用意されています(記事執筆時点)。
◆皮がうまい
あんぱんって中のあんももちろん大事ですが、皮(生地)もおいしさの大部分を担っていますよね!かじったときの香りや口どけがすごく重要だと思うんですが、丹沢あんぱんの皮はここにこだわりを感じます。丹沢あんぱんの生地には、北海道産の「エゾシカ」と呼ばれる国産小麦が使われています。これによりコクのあるうまみが得られるほか、唾液の少ない日本人の味覚に合わせてしっとりとした食感に仕上げられているんだとか。
パサつかずしっとりとける生地と、たっぷり詰まったほくほくのあんこが口の中で溶け合う幸せといったら…(以下略)!
ちなみに筆者が一番好きなのは「玉露」。茶葉の粒が見えるほど味が濃くて、いっさい媚びのない苦みとうまみ、青々とした香りが口いっぱいに広がります。ずーっと口の中に入れておきたい!
季節ごとに違った味わいに出会えるのと、小さいのでいろんな味を一度に楽しめるという醍醐味のある丹沢あんぱん。ですが、小さくてもあんこぎっしりでかなり満足感を得られる上、賞味期限が短めなので、そのへんは胃袋とよく相談してからお買い求めくださいね!