六花亭帯広本店喫茶室の「あさりとしめじのピザ」

北海道みやげといえば、六花亭の「マルセイバターサンド」は外せません。しっとりクッキーと濃厚バターフィリングが織りなすハーモニーは、ほかの何物にも変えられない、絶品スイーツです。

その六花亭、本店をはじめ、北海道内には「喫茶室」を併設した店舗がいくつかあります。帯広でスイーツめぐりをしていたところ、その喫茶室のピザがおいしいという情報を入手。


お菓子を差し置いて(?)おいしいピザって、一体…。 実際に食べてみたところ、想像以上のおいしさに、ものの見事にノックダウンされたのです。

六花亭帯広本店入り口
というわけで、やって来ました

訪れたのは帯広本店。一階が物販スペース、2階が喫茶室となっています。階段をあがると、白を基調に、あのパッケージでおなじみの花模様を散りばめた、六花亭ワールドが広がっています。大きな窓のおかげで、本降りの雨だったけど雰囲気は明るい。

さっそくピザを頼もうとメニューを見てみると、マルゲリータなど基本のピザが6種類と、季節のピザが1種類。直径は19cmと、宅配ピザのMサイズよりも一回り小さいのですが、価格は650円~700と、かなりお手ごろです。

筆者(お嬢)は、今月のピザ「あさりとしめじのピザ」(700円)を注文しました。しばらくしてやって来たピザ。表面がフツフツと泡立つさま、立ちのぼるチーズの香りは、食欲をそそるというかむしろ、全部持ってかれそうなほどの吸引力です。

六花亭帯広本店喫茶室「あさりとしめじのピザ」
おおおおお、おいしそう!なピザ

六花亭帯広本店喫茶室のピザ用ハサミ
と、ハサミ?

ピザカッターではなくハサミでカットするのが六花亭流。これ、いい! お皿は傷つかないし、ガリガリ音がたたないから、六花亭ワールドを壊しません。一口サイズに切り分けるのだってラクチン。

1人だし、適当に6分割にしてほおばると。うま!チーズめっちゃ伸びる!! 予想以上においしいんだけど…!

六花亭喫茶室帯広本店「あさりとしめじのピザ」
みょーーーーーーーーーーーーーーん

でも、いちばん感動したのは生地でした

みなさんは、ピザ、特に薄いナポリピッツァスタイルのものを食べているとき、生地にソースが染み込んでベッタリとダレてしまった経験ありませんか?

六花亭のピザは、ソースに接している部分はしっとりもっちりなのに、裏面(底の方)は時間が経ってもクリスピーなまま。手で持って食べてもダルンって落ちません。またミミは、カリカリでサクサクだけど、口の中に刺さらない程度の固さ。

さらに、とてもさっぱりしているのもポイント。ジューシーな具やチーズとバランスがよく仕上がっています。しつこすぎる味が苦手な筆者にとってはとっても嬉しい。おかわりしてしまいそうな勢いで完食しました。ごちそうさまです!

確かにこのピザ、かなりおいしい。スイーツ類と比べたらお高めだけど(なにせ、十勝のケーキは軒並み安い)、それでも700円とか。コスパ良すぎませんかね!

六花亭帯広本店喫茶室「あさりとしめじのピザ」の生地
子どもの手にも優しいのです

さて、実は、おかわりをやめた理由がちゃんとあります。昨年発売されて大きな話題となった「マルセイ バターアイスサンド」(200円)を注文していたのです。

こちらは、バターサンドをモチーフにした、ひんやりスイーツ。サクサクの薄いクッキーで、バタークリームみたいに濃厚なラムレーズン入りアイスをサンドしてあります。

ずっと食べたくて、ようやく実現したこのとき。期待どおりにうまい。ラムレーズンの香り、最高! 帯広へ来てよかったと、心から思いました。

六花亭帯広本店喫茶室「マルセイアイスサンド」
やっと会えた

下の売店でもこのバターサンドアイスを食べられます。とはいえ、六花亭ワールドに囲まれて、ギンギンに冷えた白いお皿にのせていただくスイーツは、より特別なものに思えます。喫茶室でゆっくりと過ごす時間、なかなかに乙なものです。

ところで帯広本店、内装がマスキングテープ推しでかわいい。ついマステ買っちゃった。

六花亭帯広本店、店内のマステによる装飾
階段の上から見た壁。一面、マステ

六花亭帯広本店、店内のマステ装飾
ずるい