誰もが知ってる名物の、“陰に隠れたひそかな名品”を紹介する連載。11品目は、モスバーガーの「テリヤキチキンバーガー」。

モスの「テリヤキチキンバーガー」
モスの「テリヤキチキンバーガー」

モスバーガーの代表作は、店名と同名の「モスバーガー」。ジューシーな“特製ミートソース”が特徴的なハンバーガーだ。そのほか、バンズの代わりにライスプレートでサンドした「モスライスバーガー」も有名。

左から「モスバーガー」「モスライスバーガー 焼肉」  (出典:モスバーガー公式サイト)
左から「モスバーガー」「モスライスバーガー 焼肉」
(出典:モスバーガー公式サイト)

今回紹介するテリヤキチキンバーガーは、モスの定番ハンバーガーのひとつ。1984年に初登場し、以来途切れず販売され続けている。価格は360円(税込)。

バンズ内の構成は下から順に、直火焼きのテリヤキチキン&テリヤキチキンソース、オニオンスライス、レタス、マヨネーズ。断面を見ると、テリヤキチキンにかなり厚みがあるのがわかる。

バンズと同程度の厚みを誇るチキン
バンズと同程度の厚みを誇るチキン

かぶりつくと、シャキッとしたレタスと弾力のある肉の食感がお出迎え。テリヤキチキンソースは焼鳥タレのように甘辛く、炭火焼の香ばしさと相性抜群。

炭火焼が香ばしいテリヤキチキン
炭火焼が香ばしいテリヤキチキン

噛むごとにあふれる肉の旨みがバンズや野菜にしみわたり、口いっぱいに広がる。ほんのり甘いバンズと甘辛いテリヤキチキンソースが、これまた良く合う。

上面バンズに塗られたマヨネーズもなくてはならない存在。それほど主張は強くないが、全体の味をまろやかにまとめ、口あたりにクリーミーなアクセントを加えている。

和風の味付け+鶏肉と、ハンバーガーとしては変化球の一品だが、バランスのよい完成された味。個人的には、手軽に食べられる和風ハンバーガーで一番おいしいと思う。

一点注意すべきは、かじる際にちゃんと集中すること。ぼんやりしていると肉が噛み抜けず、バーガーの崩壊を引き起こしかねない。

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