商店街やお祭りの屋台で売っているイメージのある「たこ焼き」。気軽に食べられるので、小腹が空いた時にもうれしい食べ物ですよね。

そんな庶民派(?)の食べ物「たこ焼き」ですが、代官山では1パック1,500円のたこ焼きが食べられるのだとか。一体どんな味なのでしょうか。これって気になりませんか?


気になっても代官山に行く機会がないという方も多いでしょう。そんなあなたの代わりに、私がお店に出かけて食べてみました。1,500円に値する味でしたよ!

■代官山の路地裏に
代官山の小洒落たメインストリートから1本入ったどこか懐かしい道に、1,500円のたこ焼きを提供する店「えん」があります。1,500円と聞いて、カフェ風の店を想像した方もいるかもしれませんが、外観はいわゆる“たこ焼き屋さん”です。

外観は普通のたこ焼き屋さんです
外観は普通のたこ焼き屋さんです

■高級たこやきvs. 普通のたこ焼き
メニューには8個入りで540円(4個入り280円)の「たこ焼き」と、8個入り1,500円の「ぜん」が。この際なので普通の「たこ焼き」と高級たこ焼き「ぜん」を比べてみることにしました。素人にもわかる違いがあるのでしょうか?

◆見た目の違いは?
たこ焼きの大きさはどちらもほぼ同じ。見た目の違いは認められません。あえて違いを言うならば、「たこ焼き」が透明なプラスチックパックに入れられているのに対して、「ぜん」は紙製のトレーに入れられています。

トレーは全く違います
トレーは全く違います

◆中身の違いは?
どちらにも大き目のタコが。でも、「ぜん」の方が少しばかり大きく、色味や切り方も異なっているようです。

左が「たこ焼き」、右が「ぜん」のタコです
左が「たこ焼き」、右が「ぜん」のタコです

◆味や食感の違いは?
味はどちらも最上級。生地に使われた出汁の旨みを存分に味わえます。食感は生地の外側がサクっと、内側はトロっとしています。そこに噛みごたえのあるタコが加わって、家庭で作るたこ焼きとは一線を画すおいしさです。

これに加えて「ぜん」では、普通の「たこ焼き」よりも小麦の甘さをしっかり感じられます。テイクアウトして冷めてしまっても、油っこさがほとんど感じられないからかもしれません。その甘さと出汁の旨みが口の中で混ざり合い、料亭で出される一品のよう。食感もより弾力があり、1個でも食べごたえがあります。

小麦の甘さをしっかり感じられる「ぜん」
小麦の甘さをしっかり感じられる「ぜん」

■どうしてこんなに高いの?~食べてわかった素材の良さ~
たこ焼き「ぜん」が、8個で1,500円という値段の理由は、厳選した原材料を使用しているから。水は日田天領水、たこは明石の真だこ、小麦粉は北海道産みのりの丘といった国産の食材を贅沢に使用しているのだとか。水やタコの違いは素人にはよくわかりませんでしたが、良い小麦粉を使うことで生まれる、生地の弾力の違いは感じられました。厳選された良い素材と、店主の技が合わさって最高級のたこ焼きが作られているようです。

素材が良いので、味の濃いソースやマヨネーズではなく、あっさりと塩味でいただくのがよさそう。

あっさり塩味がおすすめ
あっさり塩味がおすすめ

■いつもとは一味違ったプチ贅沢を
1,500円あれば、ランチを少しグレードアップしたり、素敵な雑貨を買ったりもできます。でも、1度くらいは「たこ焼き」に使ってみるのもアリではないでしょうか。高級なたこ焼き片手に代官山でウィンドウショッピングなんていうのも、案外おしゃれかもしれませんよ。