もし同じ思いを抱いている方がいたら、ぜひ食べてほしいのがこれ!ドイツの“プレッツェルパン”を使ったホットドッグ「ラウゲンドッグ」です。五反田にあるお店「ジースタイルカフェ」で提供されているのですが、シンプルながらも食べごたえがあっておいしいので筆者も最近はまっています。
● ラウゲンドッグはパンがうまい
ラウゲンドッグとは、プレッツェル生地を使った香ばしいパンで細長いソーセージを挟み、ケチャップやマスタードで味付けしたもの。“ラウゲン”というのは、プレッツェルパンをつくるときに生地を浸すアルカリ溶液“ラウゲン溶液”のことだそう。これにより独特の香りと食感に焼き上がるんですって。
このプレッツェルパンがとにかくおいしいんです。生地の表面はパリッと香ばしく、中はモチモチ。ややハードでしっかり歯ごたえがあり、噛むほどにほのかなしょっぱさと小麦の味わいが後を引きます。
さらに、パンからはみ出んばかりのソーセージをパキッとかじると中から肉汁がじゅわっ。口の中にしばらく残るプレッツェルパンとソーセージの肉汁がなじみ、香ばしさとしょっぱさ、甘み、うまみが一体となって押し寄せます。
● さくさく“フライドオニオン”がのせ放題
午前11時以降は、ラウゲンドッグに“フライドオニオン”と“ピクルス”がのせ放題になります。これは嬉しいサービス!
カラッと揚げられたフライドオニオンはサクサク香ばしく、噛むほどにうま味が出てきます。一方、細かく刻まれたピクルスはシャクシャクと心地よい食感で、甘みと酸味のバランスが絶妙。ソーセージの脂もさっぱりと流してくれます。
個人的には、とろけるチーズをかけた「チーズラウゲンドッグ」にたっぷりのフライドオニオンとピクルスをのせて食べるのがオススメ。ソーセージのうまみとチーズのまろやかなコク、ピクルスの甘ずっぱさが絡まりあって極上のハーモニーを奏でます!
● 注目スイーツ--“硬い”シュークリーム「クリームパフ」
スイーツメニューにも、ちょっと変わったアイテムがあるのでご紹介。オランダ発のシュークリーム「クリームパフ」(230円)です。乳脂肪を38.5%、生クリームを60%以上使ったという”超濃厚”な生ミルククリームを、生地でたっぷりと包んで焼き上げてあるそう。植物性のクリームやカスタードクリームは入っていないとか。
手で触れると、まずその硬さに驚かれると思います。指先でたたくとコツコツなるほど頑丈な生地。サクッとした食感があります。
中に包まれたクリームはもろもろしていて、見た目はカッテージチーズみたい。食べるとほわっほわの口あたりです。ミルキーでコクもあるんですが、後を引かないさわやかな甘み。舌の上で一瞬にして溶けて、あと口には牛乳のような風味が残ります。バニラアイスを食べている感覚に近いかも?
● 人気No.1ドリンク「ティラミスラテ アイス」
ここでひとつ、ドリンクメニューの一押しも。同店の人気ナンバーワンという「ティラミスラテ(アイス)」です。価格はレギュラー380円。
色が3層になったラテの上には、たっぷりのホイップクリーム。このクリームがふわっとまろやかな口あたりで、ティラミスらしくちゃんとチーズの味もするんです。クドいような甘さもなくて、ついパクパク食べ進んじゃう!
全体を混ぜながら飲むと本当にティラミスを飲んでいるみたい。苦みと甘みのバランスが、大人の女子にちょうどいいんですよね。
● そんな大人女子は、出勤前に焼きたてパンをさっと
ジースタイルカフェでは、店内で焼き上げられたパンも販売されています。さっと買えるので、朝の出勤前に立ち寄ってコーヒーと一緒にテイクアウトするのにぴったり。
中でも一番人気は「あんこクロワッサン」(180円)。ほんのり塩味のクロワッサン生地で、粒あんを包んで焼き上げてあります。店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうこともあるほどの人気ぶりで、1日に何度も焼き上げられるみたいです。
あぐっとほお張ると、口じゅう鼻じゅうが香ばしい小麦とバターの香りでいっぱいに。パリッと食感の良い外側の皮をかじると、その下の生地はしっとりもちもち。中の粒あんはホックホクです。やっぱり焼きたてがおいしいのですが、もしテイクアウトして冷めてしまった場合はトースターで軽く温めてから召しあがれ。
このほか、ベーシックなブレンドコーヒーは苦みと酸味と香ばしさのバランスが絶妙ですし、ソーセージではなく細長いチキンナゲットがビシッと挟まれた「チキンラウゲンドッグ」も斬新で美味(筆者はソーセージの方が好きですが)。どれを選んでもハズレ無しなのです。
また、レジカウンターでは焼き菓子が販売されていたり、ショーケースの中にはケーキやサンドイッチが並んでいたりと、メニューはかなり豊富。しかも、どれも価格がリーズナブル。安くておいしいというのも毎日通いたくなる理由のひとつですよね。
五反田勤めの方や、用事で五反田へ来る機会がある方はぜひ一度、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。これまで出会ったことのないおいしさに出会えるかもしれませんよ。
住所:東京都品川区西五反田1-2-9