昨年、一昨年と、東京・新宿で開催されたイベント「広島春牡蠣フェスタ」。うまみたっぷりの“春カキ”を堪能できると大人気を博しました。
そこから派生したバーベキューレストランが、東京・新宿は「思い出横丁」にオープンしました。店名は「BBQフェスタ(バーベキューフェスタ)」。カキはもちろん、牛の塊肉も自分で焼いて食べられるお店です。海鮮だけじゃ飽き足らない…という欲張りなアナタもきっと満足できるのでは?
えん食べ編集部は、2月限定メニューを食べに新宿へ行ってきました!
■いざ思い出横丁へ
思い出横丁は、小さな焼き鳥屋や居酒屋などが軒を連ねる、名前のとおり“横丁”な雰囲気がただようエリア。近年は外国人観光客にも大人気です。同店はこの一角のビルの4階にあるのですが、入り口が分かりにくい! おそらく、青梅街道沿いの松屋横から「思い出横丁」の路地へ入ると、見つかると思います。
■カキも肉も豪快に焼く!
料金は前払い制です。店舗入り口近くにあるショーケースから食材やお酒を選び、レジで会計をすませます。
今回えん食べ編集部は、2月限定メニュー「牡蠣のガンガン焼き」(広島県産殻付き1kg/1,880円)と、レギュラーメニューの「ニュージーランド産牧草牛“塊肉”フィレ」(約450g/5,480円)をオーダーしました。お酒は白ワイン。カキにも肉にも合うという、ニュージーランド産のオーガニックワインを選びましたよ。なんてぜいたく!
まずはカキからいただきます。ガンガン焼きは、缶にカキを入れて蒸し焼きにする食べ方。このとき味付けをしないのが一般的ですが、同店では、薄めた白ワインを加えて香りづけしてあります。これを「3色のフォンデュソース」(1,280円)にからめてパクリ! 鉄板の上で温めたソースに、むいたカキの身をくぐらせます。
情熱の赤ソース(チリソース)、わがままな黄色ソース(チーズソース)、絆の緑ソース(アンチョビガーリックソース)とユニークなネーミングのソースたち。味わいを変えながら食べられるって新鮮です。お好みで、エビや野菜、パンがセットになった「フォンデュセット」(480円)もディップして。パンは軽くあぶるとおいしいですよ!
続いては塊肉。1パウンド(1ポンド、約450g)ある圧巻の牛肉をどどんと鉄板にのせたら、6面をしっかり焼いて、フタをのせて蒸し焼きに。アルミホイルに包んで少し寝かせたら、再びサッと表面を焼いて切り分けます。
焼きあがった肉の内側は、鮮やかな赤色でとってもおいしそう。噛むと適度な歯ごたえがあり、口の中を肉のうまみが満たします。見た目を裏切らないおいしさ! 牧草牛って臭みが少ないこともあり、いくらでも食べられちゃう…これは危険なメニューだ…。
なお、ちゃんと焼けるか心配な人も、スタッフが指南してくれるので大丈夫。またカキと比べて焼くのに時間がかかるので、早めに焼き始めることをおすすめします。
■めちゃうまサイドメニューがあるんです
カキも牛肉もたっぷり食べて大満足。しかしこのタイミングで見つけてしまったのです。「ズワイ蟹のグラタン」(880円)なる、おいしそうすぎる一品を!
ズワイ蟹のグラタンは、カニの甲羅の中に、ホワイトソースとほぐし身、カニみそを入れたシンプルな一品です。温めて食べるのですが、これがビックリするほどおいしい。塊肉の感動を超えるくらいおいしい。全部混ぜて食べる人、身とみそを別々に食べる人、それぞれの食べ方あるのだとか。箸やすめにでもぜひお試しあれ。
そしてもう1品、シメのメニューもご紹介。「牧草牛ひつまぶし」(780円)です。“塊肉”をカットした際に余った肉を甘辛く味付けしたものを白米にのせてあり、これにだしをかけて食べます。“だし茶漬け”風でシメにピッタリ!
■生カキも食べられる!
今回は注文しませんでしたが、生カキも用意されています。実は、春牡蠣フェスタでお客の要望があったことから、生カキも食べられる通年営業のバーベキューレストランが誕生したのだとか。夏季は、南半球のニュージーランドから“旬のカキ”を取り寄せる予定なのだそうです。
カキ派のアナタも、肉派のアナタも、はたまた両方食べたい欲張りなアナタも、きっと満足できるはず! 夜は混みあうので予約をおすすめします。
話のネタに困っても、ビッグビジョンのニュースが話題を提供してくれます
【店舗情報】
BBQフェスタ(バーベキューフェスタ)
営業時間:11時~23時(ラストオーダー22時)
席数:テーブル33、カウンター17、計50席