みなさん「ちびまる子ちゃん」ってお好きですか?お好きですよね。筆者はちびまる子ちゃんカフェを全力で取材するほど大好きで、アイデンティティーの1割はちびまる子ちゃんで形成されていると言ってもいいくらいなんですが、同世代(30代)女子ならきっとわかってくれますよね。

そんなちびまる子ちゃんファンにはたまらない“夢の国”が静岡の清水にあること、ご存知でしたか?商業施設・エスパルス ドリームプラザの中にある「ちびまる子ちゃんランド」です!


うっひょー!!!
うっひょー!!!

● ちびまる子ちゃんの世界観を堪能

ここは、「ちびまる子ちゃん」の世界観が体験できるミュージアム。静岡の清水といえば、まる子が生まれた町。館内に一歩踏み込めば、まるで自分が漫画の登場人物になったかのようが気分が味わえる、ファンにとっては垂涎モノなテーマパークなのです。

まる子とおねえちゃんの部屋や、こたつのある居間、まる子とおかあさんとのやりとりでおなじみの台所など(ほぼ)等身大の“さくら家”がリアルに再現されていたり、

クリスマス仕様の居間。ほのぼの~
クリスマス仕様の居間。ほのぼの~

原作者さくらももこ先生の直筆原稿が展示されているギャラリーや、さくら先生の漫画やエッセイを自由に読める図書室があったり、

これは貴重!
これは貴重!

まる子やたまちゃんの衣装を着て記念撮影できる写真館があったりと、見どころ満載。運が良ければ、動くまる子やたまちゃんに出会えるかもしれませんよ!

タイミングが良ければ二人に会えるかも?
タイミングが良ければ二人に会えるかも?

そして、ちびまる子ちゃんの世界観を存分に楽しんだら…すぐ目の前にある食堂「みんなの学校給食」へ直行!ここではなつかしの“給食”が提供されていて、ちびまる子ちゃんランドで芽生えたノスタルジックな気持ちをさらに昇華させてくれるのです。

みんなの学校給食
みんなの学校給食

● みんなの学校給食--そこはまるで小学校の教室!

店内に並ぶのは木製のイスと机。引き出しからはみ出た教科書や、イスの背にかけられた防災ずきん。そして誰の忘れ物でしょうか、ランドセルまであります。そう、ここはお店であってお店にあらず。まるで小学校の教室そのものなんです!

置き勉してる
置き勉してる

誰のランドセルかな?
誰のランドセルかな?

そこかしこに九九のかけ算表や、単位の早見表なども貼られています。「角度と面積」、勉強したなー。子どものころは今後の人生で使うことあるのかなと思っていたけど、そして実際いま生きるうえで全然使ってないけど、こんなふうに大人になってからエモい気持ちを味わえるんだからいいんだよ勉強することは間違ってないんだよって当時の自分に伝えたい。

私、文系なんでね
私、文系なんでね

● こんだてには「ソフトめん」や「あげパン」

さてさて、こんだて(メニュー表)を見てみると…「ソフトめん給食」(950円/税込、以下同じ)や「カレーライス給食」(750円)、「あげパン」(200円)や「冷凍みかん」(100円)などなど懐かしい文字が並んでいます。

…ん?最近の給食には「ナン」も出るの?そんなシャレたもん私の時代にはありませんでしたけどね。

ナンカレーが食べられるなんてけしからん(羨ましい)な
ナンカレーが食べられるなんてけしからん(羨ましい)な

当時の想い出にふけりたいので、ここはド定番の「ソフトめん給食」で決まり。ソフトめん、あげパン、デザート、飲み物がセットになっています。ミートソースかカレーソースが選べるので、今回はミートソースを注文。

さらに飲み物は「牛乳」にしたのですが、なんとあの子どもたちのアイドル「ミルメーク」が付いてきました!ヒャッホー!コーヒーやキャラメル、いちごなど好きなフレーバーの中から粉と液体どちらかを選べるそうです。ちなみに私が小学生のころのミルメークは粉だったんですが、粉ではなく液体のミルメークしか知らないという友人も。みなさんはどっちでした?そもそもミルメーク、給食に出てました?

粉(左)と液体(右)。地域や時代によって違うのかしら。あなたはどっち?
粉(左)と液体(右)。地域や時代によって違うのかしら。あなたはどっち?

● 20年ぶりの給食を食べてみる

まるで給食当番のような“かっぽう着”姿の店員さんが用意してくれた、あったか~いソフトめん給食。冷めないうちにさっそくいただきます!

およそ20年ぶりの給食に震える
およそ20年ぶりの給食に震える

まずは、ソフトめん。むっちり太いめんにミートソースをたっぷり絡めていただきます。めんにソースをかけても、ソースにめんを入れてもいいと思いますが、おそらく一番食べやすいのはめんを袋の上からお皿の角を使って4等分に切り、1ピースずつソースに投入して味わう方法。店員さんに教えてもらいました (店員さんはお客さんから教わったそうです)。

こうして切れ目を入れて
こうして切れ目を入れて

ソフトめんを4等分に
ソフトめんを4等分に

ミートソースへ投入!
ミートソースへ投入!

めんは程よいモチモチ感があって、歯切れのよさも抜群。のどごしはつるりとなめらかです。また、ミートソースはぽってり濃厚で、甘みと旨みがぎゅっと凝縮されています。子どもはもちろん大人も楽しめる、バランスの取れた味わい。給食ってこんなにおいしかったっけ?

あたしゃ幸せだよ…
あたしゃ幸せだよ…

続いてあげパン。ふわふわ弾力のある生地に粉砂糖がたっぷりまぶされています。サリサリとした口あたりが懐かしい!かぶりつくと口のまわりが真っ白になるんですよね~。噛むとシュワッと溶ける食感や、香ばしくてやさしい甘さもあの頃と同じ。

包み込むようなふわふわのあげパン
包み込むようなふわふわのあげパン

なお、デザートにはおなじみの冷凍みかんをチョイスしたのですが、焼プリンタルトまたはチーズクレープ(+20円)を選ぶこともできます。でもやっぱり、あの頃の給食デザートといえば冷凍みかんですよね。甘くてジューシーでとっても美味でございました。

ふっくら大きな冷凍みかん
ふっくら大きな冷凍みかん

● 帰りは「みつや」に立ち寄るべし

懐かしの給食でお腹と心をいっぱいに満たしたら、ランドに併設されている駄菓子屋兼お土産屋さんの「みつや」に立ち寄ってみて。

漫画にもよく登場していましたよね、みつや
漫画にもよく登場していましたよね、みつや

店内には、これまた「懐かしい!」と叫んでしまうようなお菓子たちがずらり。ラムネとかモチ菓子とか子どものころよく食べましたよね。お小遣いを握りしめて駄菓子屋さんに行ったこと、鮮明に思い出されます。

これよく食べてた!
これよく食べてた!

大人になってからもよく食べてた!
大人になってからもよく食べてた!

「懐かしい」がいくつあっても足りない、ちびまる子ちゃんランドと、みんなの学校給食。まる子ファンはもちろん、ふと昭和の空気を感じたくなったり、子ども時代を思い出したくなったりしたときにはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
ちびまる子ちゃんランド
住所:静岡県静岡市清水区入船町13-15