チビた(短くなった)鉛筆ほど、使いにくいものはない。キャップをかぶせてみたり、2本の鉛筆をテープで合体させて両鉛筆のようにしてみたり...と、どうにか最後まで使おうとしてはみるのだが、やっぱり不便で捨ててしまう。

でも、それじゃあ何だかかわいそう。鉛筆だって、最後まで使ってもらうために生まれてきたのに...!


そこで開発されたのが、土に埋めればハーブが育つ鉛筆「SPROUT」(8本入り・約28ドル)だ。Gizmodo Australia が伝えている。

収穫すればもちろん食べられるよ!
収穫すればもちろん食べられるよ!

「SPROUT」は、鉛筆の“おしり”の部分に植物の「種」を閉じ込めたもの。限界まで鉛筆として使ったら、おしり側を土に埋め、水と日光と愛情を与えれば植物がぐんぐん育つらしい。ちなみに「種」はコリアンダーやバジル、チェリートマトなど11種類あるそうだ。

土に挿して
土に挿して

水をあげると...
水をあげると...

にょき  (おっ?)
にょき
(おっ?)


にょきにょきにょき  (おおーーーっ!!)
にょきにょきにょき
(おおーーーっ!!)

SPROUT は、私たちの「すぐに物を捨ててしまう」習慣を見直そうと開発されたものだそう。使えなくなったら捨ててしまう鉛筆も、おいしくて、美しくて、楽しい何かに変えられないだろうか?というアイデアから生まれたのがこの SPROUT なのだとか。

もう捨てないでね
もう捨てないでね

鉛筆として使い切れるわけではないにせよ、使えなくなったら即捨てる、ではなく、最後まで使い道を考える意識づくりのきっかけにはなってくれそうだ。

※画像の出典は SPROUT 公式サイト/公式 Facebook ページ/公式 YouTube 動画