近頃ぐっと気温が上がり、冷えたビールが美味しい季節になってきた。ビール缶の底にくっつけて中身を冷やしてくれるジェルが開発されたり、スライムが飲み物を冷やしてくれる製氷器が登場したりしているが、河原でバーベキューをするときなどは、ビール缶をザルに入れて川の水に付けて冷やす、なんてのも乙だ。

ならばこれからは、土に埋めてみるっていうのはどうだろう?


地球がビールを冷やしてくれる
地球がビールを冷やしてくれる

デンマークで、土に埋めてビールを冷やすことができる「eCool」が開発された。米国メディア That's Nerdalicious が伝えている。

「eCool」は、缶ビールを土の中に埋めておくための装置。缶ホルダーが付いており、1度に最大24個まで冷やすことができる。地上に飛び出したハンドル部分を回すと、地中深くに冷やされていたビール缶が、エレベーターのようにくるくると地上まで上がってくる仕組みだ。

「ちょっと待って、ビール今出すから!」 くるくる...
「ちょっと待って、ビール今出すから!」 くるくる...

この装置に缶をセットして土に穴を掘って埋めておけば、1年じゅう地中でビールを冷やしておける、いわば“天然の冷蔵庫”となるのだ。サイズは、高さ113センチ、直径22~30センチ。重さは12キロとなっている。価格は349ドル。

直径30センチなら場所も取らないね!
直径30センチなら場所も取らないね!

彼らの掲げたコンセプトは「Save the world」。eCool を使えば電気代がかからないし、環境にもやさしいというわけだ。ナイスアイデアだと思うのだが、はじめに土を掘るのが少し厄介かもしれない。

それについて、開発者はこのように話している。

「土を掘るには庭用のドリルをオススメするが、シャベルでもいけるだろう。もし君が真の漢(おとこ)ならね

漢のみなさん、冷えたビールをおひとついかが?
漢のみなさん、冷えたビールをおひとついかが?

※画像の出典はすべて eCool 公式サイトおよび公式 Facebook